(2010. 3. 5 掲載)

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日本化学会「化学遺産認定」始まる



化 学 遺 産 委 員 会

平成19年3月発足した「化学遺産認定委員会」では、現在、(1)我が国の化学・化学技術史に関する歴史的に貴重な資料等の調査・収集・保管、(2)化学関連の研究・技術等で大きな功績を残された高名な化学関係諸先達にインタビューを行い、それを映像と音声及び冊子体で後世に残す事業[化学語り部:オーラルヒストリー事業]、(3)会員及び一般市民を対象とする化学・化学技術史に関する普及・啓発事業の実施[化学遺産市民公開講座・化学史料展示会の開催]、を重点的な活動として行っていますが、本年度からは新たに、(4)世界に誇る我が国の化学関連の文化遺産を認定し、それらの情報を社会に向けて発信する「化学遺産認定事業」を理事会の承認を得て開始することになりました。

このため「化学遺産委員会」では、委員会内に「化学遺産調査委員会」を本年度設け、認定に向けて、認定基準、認定候補の選定方法、認定制度の推進体制、スケジュールなどの制度設計について検討いたました。また、認定候補と考えられる当該候補の具体的な内容、現況、所在、歴史的な意義などの検証資料を作成し検討するとともに、実際に認定候補として絞られた候補を委員が実地調査し、その調査結果に基づき化学遺産委員会で認定候補を慎重に検討いたしました。

さらに化学遺産委員会では、委員会関係者とは異なる学識経験者で構成された「化学遺産認定委員会」に、認定候補として相応しいと考えられる6件(学術関係3件、化学技術関係3件)の審議を諮問いたしました。その結果、6件の認定候補はいずれも世界に誇る我が国化学関連の文化遺産としての歴史的価値が十分認められ、化学遺産認定候補として相応しいとの最終答申をいただきました。

この答申結果をうけ、化学遺産委員会では第1回認定候補6件の関係先に対し、日本化学会「化学遺産」として認定・登録することについてご承諾をいただいたうえ、本年1月理事会に諮りました。その結果、認定候補6件いずれも化学遺産として認定することが全会一致で承認されました。
今回「第1回化学遺産」として認定された6件は下記のとおりです。

なお、今回認定された6件の関係者には、来る3月27日(土)近畿大学本部キャンパスで開催される第90春季年会会期中の表彰式で「化学遺産認定証」「認定楯」を贈呈する予定です。 また、委員会では、来る3月28日(日)13時〜16時45分、同所にて「化学遺産市民公開講座」を開催し、上記6件の内容を分かりやすくご紹介する予定です。ふるってご参加ください。


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