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セミナー・講座

化学技術基礎講座2019:いまさら聞けない有機発光材料の基礎

主 査:霜垣幸浩(東大)

趣 旨 有機発光材料の開発に従事しており、開発アイテムについて議論しアイデアも出すことはできているが、基礎的な事項、原理の理解が不足しているのではないか、もう一度基礎から勉強したいと感じている技術者、研究者向けの講座です。有機発光材料の開発で用いられる基本的な考え方、用語、原理などを学ぶことにより、開発アイテムに対する理解が深まり、開発に役立つような講座を目指します。

対象:当該分野の化学的知識を基礎から学びたいと考える技術系新入社員。人事異動や配置転換、新規事業の開始等によって、新たに当該技術の知識獲得を目指す中堅技術者および研究者。化学企業への就職を希望する化学系学生。

参加費:個人正会員(法人会員含む)7,000円、学生会員 3,000円、非会員 11,000円
     ※請求書は申込受理通知メールに記載のURLより発行ください。
     ※開催翌月の月末までにお振込ください。

募 集 30名(10名より催行)

申 込 フォームよりお申込ください

プログラム

3 月 8 日(金)

13:00-13:20 挨拶、趣旨説明          霜垣幸浩(東京大学)

13:20-15:00 有機半導体を理解するための基礎

        半那純一(東京工業大学)

有機半導体は複写機感光体や有機EL素子に実用化され、次の本格的な実用化を目指し、有機太陽電池や有機トランジスタへの応用研究が活発に行なわれています。有機半導体の個別のデバイスへの応用には素子機能に特化した材料機能や物性が求められます。例えば、有機EL素子用の有機半導体材料の開発では電荷輸送能に加えて、電荷再結合や発光に関わるエネルギー準位や物性などを考慮する必要があります。しかし、その前に、最も基本的な理解として有機半導体とは何か、無機半導体とは何が違うのか、そして、有機半導体における伝導とはなにか、また、その伝導のメカニズムはどのように考えれば良いかなどを理解しておくことは極めて重要です。本講座では化学を基盤として研究開発に取り組む研究者のために、有機半導体への理解を深めるための基礎知識を詳しく解説します。

15:00-15:10 インキュベーションタイム

15:10-16:50 有機発光材料を理解するための基礎

        佐野健志(山形大学)

有機ELデバイスは、発光効率や寿命などの課題を概ねクリアし、携帯電話、テレビ、照明など次々と新たな応用領域を開拓しつつあります。実用で要求される高い仕様を満足するためには、基礎に立ちかえり、電子とホールが合体して発光する有機発光材料において、電荷注入、電荷輸送、電荷再結合、発光、光取出しに至る発光プロセスの理解、ホスト-ゲスト(色素ドープ法)による機能分離の必要性、アシストドーパントによる長寿命化技術、りん光材料やTADF材料による三重項の利用、多段化(マルチフォトンエミッション)の有効性など、多くの材料技術への理解と活用が必要です。本講座では、有機ELにおいてどのような材料が、なぜ用いられているのかについて詳しく解説します。また最後に、最新の材料技術、有機EL応用、フレキシブル有機デバイスの開発状況、スマート未来ハウスなど、最近の話題についても紹介します。

16:50-17:00 まとめ          霜垣幸浩(東京大学)

会期 2019年2019年3月8日
行事名 化学技術基礎講座2019:いまさら聞けない有機発光材料の基礎
会場 化学会館
連絡先 日本化学会企画部
担当:高塚 / 河瀬    
E-mail: sangaku@chemistry.or.jp
電話03-3292-6163
URL https://event.csj.jp/form/view.php?id=395699