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化学技術基礎講座2019 高分子キャラクタリゼーション-複雑な構造もやり方一つでここまで分かる!入門から応用まで徹底講義-

主催:日本化学会産学交流委員会
会期:2019年11月13日・14日
会場:化学会館 アクセス

主査:田代孝二(豊田工業大学)

趣旨:高分子材料の物性を深く理解しようとする場合、最も基本的な、重要な構造情報(化学構造、分子量、分子立体構造、分子鎖集合状態など)の詳細を知ることが不可欠です。皆さんは、そのために様々の装置を駆使して沢山のデータ収集を行なっておられると想像します。しかし、その山積みのデータをきっちり定量的に「解析」できていますか?解析結果を上手く「解釈」できていますか?この講座は、単なる入門講座ではありません。キャラクタリゼーションを上手に行えば、様々の構造情報を深く掘り下げて得ることが出来る!この点を強く実感していただくことを目指しています。各講義は「基礎・応用篇」と「実践篇」の2段階に分けています。「基礎・応用篇」は、初心者には装置の理屈、使用に際しての考え方を理解していただくため、経験者には昔の学習内容を思い出していただくために設けました。「実践篇」では実際の測定法、試料づくりのコツ、データ解析法など装置を使いこなすためのノウハウを徹底的に教授します。

対象:当該分野の化学的知識を基礎から学びたいと考える技術系新入社員。人事異動や配置転換、新規事業の開始等によって、新たに当該技術の知識獲得を目指す中堅技術者および研究者。化学企業への就職を希望する化学系学生。

参加費:個人正会員(法人会員含む)28,000円、学生会員 10,000円、非会員 45,000円

 ※会期初日夕刻の懇親会費は無料、2日間の昼食代は上記参加費に含みます。
 ※法人会員企業一覧は こちら よりご確認ください。
  法人会員企業のグループ会社、子会社、連結対象会社等は「非会員」となります。
  但し、非会員のグループ会社等にご在籍でも、出向元が法人会員であれば「法人会員」
  扱いとなりますので、その旨ご連絡下さい。

募集人数:50名

申込方法:チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細はリンク先にてご確認ください。https://kagakukai.peatix.com/

申込期限:お支払い方法により申込期限が異なります。
 請求書...開催14日前、コンビニ・ATM...開催1日前、クレジットカード...イベント終了時刻 
 ※請求書の支払期限は、発行日より35日後。但し開催まで35日未満のお申し込みの支払期限については、各請求書をご確認下さい。


プログラム

11月13日 10時00分~17時00分 (終了後懇親会)

10:00-10:10 講座の開始にあたって
      田代 孝二(豊田工大)

10:10-11:10 製品開発のための高分子キャラクタリゼーション
      加藤 信子(元(株)ブリヂストン)

有機材料、高分子材料はさまざまな分野の製品として使われている。新機能を発現する材料の開発では、ますます高度な分子設計、金属・無機材料との複合化、ハイブリッド化が進められ、多くのイノベーションを起こしている。これら材料発のイノベーションを支えてきた高分子キャラクタリゼーションについて、事例紹介も交え、新製品開発に携わる方に必要なマインドセットを解説する。

11:10-12:00 分子量と分子量分布(質量分析・クロマトグラフィー・光散乱)[基礎]
      中村 洋(京大)

高分子を性格づける特徴量である分子量と分子量分布についてその定義と概念について説明する。その上で分子量とその分布の種々の測定方法について、それぞれの測定原理と特徴を示す。

12:00-13:00 ランチミーティング

13:00-13:40 分子量と分子量分布(質量分析・クロマトグラフィー・光散乱)【応用】
       中村 洋(京大)

分子量および分子量分布の測定法とデータの解析法について,いくつかの例を用いて解説する。

13:40-15:10 溶液および固体NMRスペクトルの見方【基礎】【応用】
      浅野 敦志(防大)  

溶液と固体NMRスペクトルの特徴とその見方,解析の仕方についての基礎について解説する。測定法によるスペクトルの違いなどを通して,NMRスペクトルから情報を読み解く力がつくように原理などをわかりやすく解説する。また,NMRを測定する際の注意するべきパラメータや、緩和時間の測定法について基礎から講義する。また最近のNMRの動向についても軽く触れる。

15:10-15:30 インキュベーションタイム

15:30-16:15 分子量と分子量分布(質量分析・クロマトグラフィー・光散乱)[実践]
       中村 洋(京大)

高分子を分子量の観点からどのように理解するのか、分子量と分子量分布と物性とのかかわりについてその基礎から最先端までを分かりやすく解説する。

16:15-17:00 高分子の構造と運動性(固体NMR)【実践】
      浅野 敦志(防大)

固体NMRスペクトルを測定する時の準備段階から,試料の取り扱い方,測定終了時までの流れを中心に,実際に測定する実践段階について解説する。スペクトルの解釈と解析については,結晶相高分子材料の結晶化度の求め方と,ポリマーブレンドのドメインサイズの算出法について実際の解析の仕方を中心に解説する

17:10-18:30 懇親会

11月14日 9時00分~16時40分

09:00-10:30 高分子の結晶、非晶、高次構造解析(広角・小角X線錯乱)[基礎・応用]
      佐々木 園(京都工芸繊維大学)

分子レベルから高次構造まで高分子のもつ階層構造を明確にすることは、高分子材料のマクロスコピックな特性をミクロスコピックな分子設計によって実現するための鍵といえる。広角および小角X線散乱法は、そのような高分子の複雑な凝集構造を調べる上で不可欠である。X線散乱法の基礎を解説するとともに、放射光を用いた最先端の構造研究にまで言及する。

10:30-10:40 インキュベーションタイム

10:40-12:10 分子鎖の形態と原子間・分子間相互作用(振動分光)[基礎・応用]
      田代 孝二(豊田工大)

赤外ラマンスペクトルは高分子の官能基の同定にだけ使われるのではない。高分子鎖の形態や集合状態、さらに驚くことにはナノスケールのモルフォロジーをも敏感に反映する。振動分光の基本ならびに高分子への応用について分かりやすく、かつ高度なレベルで解説するとともに、試料づくり、測定法ならびにデータ解析・解釈法について、実践的ノウハウを教示する。

12:10-13:00 ランチミーティング

13:00-13:45 高分子の結晶、非晶、高次構造解析(広角・小角X線錯乱)[実践]
      佐々木 園(京都工芸繊維大学)

13:45-14:30 分子鎖の形態と原子間・分子間相互作用(振動分光)[実践]
      田代 孝二(豊田工大)

14:30-14:40 インキュベーションタイム

14:40-16:10 ここまでわかる最先端の高分子キャラクタリゼーション
        田代 孝二(豊田工大)

高分子は分子量の定まらない、かつ極めて複雑な集合組織を呈する「不可思議な」材料である。従って構造の詳細など分かるはずがない...そんな風に初めからあきらめている人が数多くいる。残念ながら、それは誤解である。高分子の複雑な構造と運動性そして物性との関わりを様々のレベルから明らかにすること、これこそがキャラクタリゼーションの本命である。高分子材料の高度化と高分子キャラクタリゼーション技術の進展は車の両輪のように相まって今日に至っている。ここでは最先端の高分子キャラクタリゼーションの応用事例を紹介する。

16:10-16:40 総合ディスカッション「高分子キャラクタリゼーション実践における注意点」
       田代 孝二(豊田工大)

会期 2019年11月13日・14日
行事名 化学技術基礎講座2019 高分子キャラクタリゼーション-複雑な構造もやり方一つでここまで分かる!入門から応用まで徹底講義-
会場 化学会館
連絡先 日本化学会企画部 担当:高塚/矢部/ 河瀬
E-mail: sangaku@chemistry.or.jp
電話03-3292-6163