日本化学会

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Vol.63, No.1 2015年

ヘッドライン:ガラスの創る新しい世界

ガラスは,古来よりその透明性や硬度を生かして,食器や工芸品,あるいは窓や壁面などの構造材として生活の中で多用されてきた。それらに加え現代では,従来考えられなかったような高機能性を持たせた新材料としてのガラス開発が行われている。その代表例として,液晶画面などへの広範な応用が期待される薄膜トランジスタ用アモルファス酸化物半導体材料,次世代小型光学系の実現が期待される超高屈折率ガラス,セキュリティー分野で重要な暗視カメラ用赤外透過ガラス,フィルムのような柔軟性とガラスの特性を併せ持つ超極薄ガラス等がある。今回の企画では,このような4 つのテーマを取り上げて,現状と今後の展望をそれぞれの専門家にわかりやすく解説していただく。

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