日本化学会

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Vol.61,No.11 2008年

特集: 先端分析機器を日本から発信する

「計測なくして科学はない」という先人の言葉を借りるまでもなく,先端科学技術は情報の計測からはじまる。しかし,我が国では先進科学技術立国に追いつけ追い越せなるスローバンのもと,計測機器を開発する余裕もなく,できるだけ既存の市販機器に依存することになった。その結果,科学研究や科学技術研究予算の大半を外国で開発商品化された分析機器の購入に当てられることになった。この点を反省し,ここ数年来,我が国においても基盤技術というべき先端分析機器の開発に注力すべきであるとの意見が産官学で声高に叫ばれるようになった。
これを受けて,文部科学省では科学技術振興機構の協力の下,2004年より「先端計測技術・機器開発事業」プロジェクトをスタートさせた。本特集では,本プロジェクトの進捗状況を各プロジェクトリーダーに学術的観点を主として解説していただいた。

 

OVERVIEW:

体験し考えることで身に付ける
化学の安全教育のいま

 

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