日本化学会春季年会とは:
化学に関する、日本最大の研究集会です。本年は3月26日(火)〜29日(金)、早稲田大学 西早稲田(本部)キャンパスを会場に、全国から約9000名の研究者が集まり研究成果の発表と討論を行います。この集会(年会)開催にあわせて行われる行事のうち、会員以外の方にもご参加いただける企画をここにまとめました。
日本化学会全般についてはこちらをご覧ください。
3S1-05 特別講演 科学技術によるピラミッド調査(早大人間科学)吉村 作治
4S1-01 特別講演 リサイクルと環境(芝浦工大工)武田 邦彦
4S1-04 特別講演 循環型社会を目指した戦略(早大理工)永田 勝也
4S1-05 特別講演 家電用プラスチック材料のリサイクル技術(ソニー社会環境部)野口 勉
4S1-07 特別講演 循環型社会をめざして−新宿区のとりくみ−(新宿区環境土木部)楠見 惠子
3S1-06 特別講演 X線分光法を用いて古代エジプト文明の交易ルートの謎に迫る(早大理工)宇田 応之
3S1-07 特別講演 仏教文献の自動認識による仏教の歴史解明および炭素14年代測定による日持上人の中国布教の真実に迫る(東北大金材研)川添 良幸
3S1-08 特別講演 古代DNAから昔の農業を語る(静岡大農)佐藤 洋一郎
〔私達がつくるエコ社会 ―循環型社会へ向けたリサイクルと環境材料―【市民公開講座】〕
人類が生き残り持続可能な21世紀を築くためには、天然資源の大量消費を抑制し、環境への負荷が出来るだけ低減された社会を目指さなければなりません。日本でも国策として循環型社会形成基本法を含め各リサイクル法が施行されて、社会的基盤が築かれつつあります。法的整備が整い市民レベルから産業界までの環境・リサイクル活動が活発になっていく現状では、正しい知識と指針を持つために化学の果す役割は極めて重大であります。日本化学会では特別講演企画として、化学的な立場からの環境・リサイクル材料の具体的な話題を含め、産官学の取組と戦略へ至る話題ついて議論を深めるため、市民講座として開催いたします。
本企画では21世紀の循環型社会を展望し、産官学一体となった具体的な活動指針を得たいと目論んでいます。さらに化学に裏打ちされた環境へ配慮したリサイクルの考え方を市民的レベルまで浸透させたいと考えています。
3月29日午前
座長 山元 公寿(9:45 〜12:00)
4S1-02 特別講演 プラスチックリサイクルの動向(元プラスチック処理促進協会)勝亦 毅
4S1-03 特別講演 生分解性プラスチックを巡って−現状と基盤資材に向けての課題−(生分解性プラスチック研究会)大島 一史
3月29日午後
座長 中山 安弘(13:30〜14:15)
座長 小原 義夫(14:15〜15:45)
4S1-06 特別講演 循環型社会実現のための富士フィルムの活動状況(富士写真フイルム環境・製品安全推進部)中山 安弘
座長 新井 智(15:45〜17:00)
4S1-08 特別講演 循環型社会への構築を目指した学生の取り組み(早稲田大理工環境資源工学科 学生環境NPO「環境ロドリゲス」会員)織田 竜輔
参加費 無料。当日、直接会場においで下さい(各日先着500名)
問合先 社団法人日本化学会 第81春季年会公開講座係 101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL:(03)3292-6163 FAX:(03)3292-6318
宇田川榕庵『舎密開宗』特別展示
国際会議場4階特設展示室
主 催 早稲田大学・日本化学会
日 時 3月26日(火)〜3月28日(木)午前9時〜午後5時(26日は午後1時〜)
会 場 早稲田大学国際会議場4階 特設展示室
入場料 無料
早稲田大学図書館所蔵のわが国化学の祖,宇田川榕庵に関する資料『舎密開宗』の刊行本・自筆稿本・校正本などとともに,原書であるIjpeijの化学書,Trommsdorf, Smallenburgなどの参考書,関連著書のほか,榕庵が用いた宇田川家伝来の理化学実験器具などを特別展示いたします。
第5回
「化学テクノフォーラム21」ポスターセッション:
産学連携の基本―企業の現在を知る研究開発センター120-5号館アリーナ
主 催 日本化学会産業懇談会 シンポジウム分科会
日 時 3月27日(水) 午前(ポスター貼付),午後(発表・討論)
会 場 研究開発センター120-5号館アリーナ(一般のポスター発表の一画)
今回も昨年と同様,特別なテーマによる特別講演は設けず,従来のコンセプトどおり技術的な視点を取り入れながら,できるだけ多くの企業に参加していただくためにポスターセッションを企画いたしました。
年会というまたとない機会を利用し,「産」と「学」の互いの垣根を乗り越えて,融合する場を設けました。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
1) 宇部興産(株):宇宙用有機材料
2) コニカ(株):既知の情報見直しにより新技術創出事例,とそれを達成するために評価技術を”学”と連携して進めた事例
3) JSR(株):電着ポリイミドの開発
4) 東レ(株):パラ系アラミドフィルムの研究開発
5) 富士写真フイルム(株):水系塗布型乾式熱現像感光材料"FUJIMEDICAL Dry Imaging Film"の開発
6) 三井化学(株):新規非金属分子触媒の開発
7) ライオン(株):自社技術開発トピックス―新柔軟剤「しわスッキリソフランC」の開発
他,数十社。
申込先 日本化学会産業懇談会シンポジウム分科会担当 101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5 TEL:03-3292-6163 FAX:03-3292-6318 E-mail:sangyo@chemistry.or.jp
責任者 東京大学総合研究機構ナノマテリアセンター(化学工学会)渡邉英一
TEL:03-5841-7677 FAX:03-5841-7679E-mail:wataei@sogo.t.u-tokyo.ac.jp
企画者 早稲田大学理工学部応用化学科 竜田邦明