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【開催報告】化学の日 君たちの将来と化学の未来-東大で過ごす化学の週末-

2017年11月1日

 君たちの将来と化学の未来東大で過ごす化学の週末(主催:日本化学会、東京大学大学院理学系研究科、東京大学大学院工学系研究科 共催:「夢・化学-21」委員会)が1028日(土)東京大学小柴ホール(文京区本郷)にて開催された。今年で4回目の開催となる。

 当日は台風の影響であいにくの雨天だったが、中高生をメインに小学生から大人まで約150名が参加し、会場は満席となった。また、NHKの取材も入り夕方のニュースで全国放送されるなど化学の日は大いに盛り上がった。

 相田卓三 理化学研究所CEMS副センター長/東京大学工学部教授の講演「環境の変化に応答して動く分子/物質たちーソフトロボティックスの世界」では、「化学は1人では出来ません」とチームで仕事をする重要性から始まり、既発表だけでなく、これから論文で発表されるような様々な研究内容をグラフィカルなスライドと動画を織り交ぜて説明を行った。まるで大学さながらの授業に参加者の視線は画面と相田先生に釘付けだった。

 吉祥瑞枝 東京理科大学理数研究センター/サイエンススタジオ・マリーの講演「祝キュリー夫人生誕150年~マリーSキュリーの世界」では、キュリー夫人の功績はもちろんのこと、その生涯や家族について当時の写真だけでなく、紙芝居で紹介をした。後半はキュリー夫人に関するクイズ大会が開催され、景品のノーベル賞メダルチョコレート(ノルウェー・ストックホルムのノーベル博物館で購入)は4名の参加者の手に渡った。いずれも嬉しそうにお土産にしていた。

 廣井卓思 東京大学理学部助教の「国際化学オリンピックに参加しよう!」では、自身が出場した経験も踏まえ、オリンピックを通じた他国の生徒との交流の楽しさ、実験問題の解き方・考え方、出場するためにどんな勉強をしたら良いのか、など化学オリンピックの魅力を存分に語った。

 元素周期表柄のネクタイをつけた玉尾皓平理化学研究所研究顧問/豊田理化学研究所所長からは自身が提唱した「一家に1枚周期表」の解説があり、その想い、各元素の説明文や写真にまつわるここでしか聞けないエピソードを披露した。さらに元素記号を組み合わせた「元素ことば」あそび、『O Mo Te Na Si(おもてなし)』や『Ga N Ba Rh O!(ガンバロー)』に会場は大いに盛り上がった。

 講演の後は、日本古来のおもちゃであるパタパタ(からくり屏風)を参考に工作した「からくり周期表」(からくり屏風に元素記号を書いたおもちゃ)の作製や、ネイルアートに元素記号を用いる「元素ネイル」を体験した。参加者からは「来年も参加したい」「大満足です!」などの感想が寄せられ、盛会のうちにイベントは終了した。

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