日本化学会

閉じる

トップ>新着情報 >お知らせ >会長メッセージ 東日本大震災から1年:哀悼の意と支援の継続

会長メッセージ 東日本大震災から1年:哀悼の意と支援の継続

2012年3月12日

公益社団法人 日本化学会
会長 岩澤 康裕

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から1年が経過しました。多くの方々の尊い命が失われ、未だ行方不明の方々も多数おられるなど、わが国近代史上未曽有の甚大な被害が生じましたことに、改めて心より哀悼の意を表します。また、福島第一原発事故による広範囲の放射性物質汚染の影響により、心身両面で辛い生活を余儀なくされている多くの方々に、改めて心よりお見舞いを申し上げます。
 東日本大震災と放射性物質汚染は、依然として日本の社会・経済システム、教育・研究環境、日常生活に大きな影響を与えています。被災地の一刻も早い復旧・復興と安全の確保、および会員を含む被災者支援に向けて、日本化学会は昨年5月、東日本大震災被災者支援委員会を立ち上げ、学会としてできる限りの具体的支援活動を行ってまいりました。この間、日本化学会会員の皆様にはご理解と多くの支援事業醵金を頂きまして感謝申し上げます。日本化学会として今後も必要な被災者支援を行っていく所存です。そのための募金もHPで継続しております。全国の会員の皆様と一致協力して、この国難を乗り切ってまいりたいと存じます。
 人類社会は、有限の地球上における資源の不足・枯渇、エネルギー問題、気候変動や環境劣化、食糧、医療・健康、自然大災害等をはじめとする多様な地球規模の問題に直面しています。特にわが国を取巻く環境は様々に厳しいものがあります。国難と国家的課題の解決のためにも、化学を基盤とする多角的視点からの多様な先進的かつ統合的研究が必要です。「世界化学年2011」を節目に、2012年を次の100年を見据えた新たな化学のスタートとするためにも、このグランドデザインを描けるかどうか、化学界の力量と存在感が問われています。公益社団法人 日本化学会は、化学のほとんどすべての研究分野の専門家を抱える世界有数の学会として、会員の英知と総力をあげて、大災害からの力強い復興と新たな日本の構築のために最大限貢献していく覚悟です。会員各位の一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。