日本化学会

閉じる

トップ>新着情報 >お知らせ >吉野 彰 日本化学会フェロー(旭化成)がThe Global Energy Prizeを受賞

吉野 彰 日本化学会フェロー(旭化成)がThe Global Energy Prizeを受賞

2013年5月30日

image_yoshino2.jpg 吉野彰日本化学会フェロー(旭化成フェロー)が2013年度の「The Global Energy Prize」を受賞した。The Global Energy Prizeは2002年に、ロシアの科学者やエネルギー企業によって提唱、プーチン大統領の承認によって創設された賞で、エネルギー科学の分野で優れた業績と革新的な技術に贈られる世界でもっとも権威ある賞のひとつ。6月にサンクトペテルブルク・インターナショナル・エコノミックフォーラムで授賞式が行われる。

吉野博士は負極にカーボン、正極にLiCoO2(コバルト酸リチウム)を使用することによって、現在のLIBの原型となる二次電池を世界で初めて開発し、さらにさらに正極の集電体にアルミニウムを使用するというLIBの基本技術開発や実用化のために必要な電極化技術、電池化技術などの周辺技術開発を行い、LIBという小型・軽量の新型二次電池を実用化した。LIBはモバイル機器やノート型パソコンなどのIT機器の本格普及に大きく貢献しており、今後も電気自動車などの新規用途、需要拡大が予想されている。

吉野博士は今年3月、英国およびスウェーデンで日本化学会などが主催した日欧・科学技術イノベーションシンポジウムで「リチウムイオン電池の黎明から開発、そして未来」のテーマで講演を行った。英国では在英国日本大使館、旭化成、スウェーデンのストックホルムでは在スウェーデン日本大使館、スウェーデン王立工学アカデミー、旭化成などの協力、同・ヨーテボリではチャルマーシュ工科大などの協力で合計3か所で開催、吉野博士への称賛とシンポジウムの継続開催が求められた。

吉野 彰 博士(工学)略歴

  • 旭化成フェロー、旭化成吉野研究室室長
  • 技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長
  • 日本化学会フェロー
  • 1972年3月 京都大学工学研究科修士課程修了
  • 1972年4月 旭化成(株)入社
  • 1992年3月イオン二次電池事業推進部商品開発グループ長
  • 2001年5月 電池材料事業開発室長
  • 2003年10月 旭化成フェロー(現在)
  • 2005年8月 旭化成(株)吉野研究室 室長(現在)

主な受賞

  • 1999年3月 日本化学会「化学技術賞」(リチウムイオン二次電池の開発の功績)
  • 2003年4月 文部科学大臣賞科学技術功労者
  • 2004年4月 紫綬褒章
  • 2012年3月 日本化学会フェロー
  • 2012年6月 米国IEEE「IEEE MEDAL FOR ENVIRONMENTAL AND SAFETY TECHNOLOGIES」

関連リンク

http://www.globalenergyprize.org/en/