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【開催報告】分子科学研究所所長招聘研究会

2013年8月21日

分子科学研究所所長招聘研究会が8月20日(火)、愛知県岡崎市の岡崎コンファレンスセンターで開催された。約70名が出席し、「未来を拓く学術の在り方:化学とイノベーション」をテーマに2課題について熱い議論がなされた。

同研究会は分子科学研究所、日本学術会議化学委員会、日本化学会戦略企画委員会の共同主催で毎年夏に開催されており、分子研所長が産官学の各界から関係者を招き、わが国の化学の課題などについて徹底的に討論している。

今回は大峯巌分子科学研究所所長からの挨拶と栗原和枝日本学術会議化学委員会委員長(東北大学)による趣旨説明のあと、野依良治理化学研究所理事長が「科学技術立国における『国立大学』とは何か」のテーマで基調講演を行った。

課題1「化学領域での論文数減少について」では尾嶋正治日本化学会副会長(東京大学)が今年3月の93春季年会で開催されたシンポジウムでの議論と提言、中條善樹同副会長(京都大学)が欧文誌の躍進に向けた戦略など日本化学会の取り組みについて講演、活発な意見交換が行われた。また片岡幹雄奈良先端科学技術大学院大学副学長、朝日透早稲田大学教授がそれぞれユニークな取り組みについて語った。

課題2「化学とイノベーション」では橋本和仁総合科学技術会議議員・産業競争力会議議員(東京大学)、中川健朗内閣府総括参事官(科学技術イノベーション担当)からは政府の科学技術戦略と現状を紹介、アカデミアの在り方などについて理解を求めた。また鎌田俊彦文部科学省科学技術・学術政策局企画官から研究開発評価について、有本建男科学技術振興機構研究開発戦略センター副センター長から話題提供があり、わが国の研究開発の問題点と在り方について議論が行われた。

詳細報告は「化学と工業」に掲載する予定。

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