日本化学会

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【開催報告】「化学グランプリ2015」表彰式

2015年10月1日

 「化学グランプリ2015」の表彰式が9月26日(土)、千代田区神田駿河台の化学会館で行われた。併せて「第47回国際化学オリンピックアゼルバイジャン大会」の報告会、「第48回国際化学オリンピックパキスタン大会」の代表候補認定式が行われた。
化学グランプリは毎年7月の海の日に一次選考(マークシート式試験)が行われ、8月に二次選考、実験試験で各賞が決定する。今年の化学グランプリ2015は7月20日(月)に全国66会場で一次選考を実施、3,565名の中・高校生が挑戦した。成績優秀者80名を選出し、このうち70名が8月21日、名古屋大学で行われた二次選考に進み、大賞、金賞、銀賞、銅賞が決定している。
表彰式では大賞の5名を招き、夢・化学-21委員会など主催者から賞状、副賞のノートパソコンがそれぞれ贈られた。
冒頭、主催者を代表して「夢・化学-21」委員会企画実行部会長の西出徹雄日本化学工業協会専務理事があいさつ、「化学が素晴らしいことを多くの若い人々に知っていただきたい。21世紀半ばには世界の人口が90億人を超え、食糧、水、エネルギー問題の解決に答えを出していかなければならない。この解決は化学でしかできない。学問、産業を通じて貢献していくことが必要だ。わが国の化学は多くのノーベル賞を輩出、産業としの化学も強い国際競争力を有し、世界で大きく成長している。多くの若い人々が化学の役割、素晴らしさを認識して未来に向けて活躍してほしい」とエールを贈った。
また来賓あいさつとして柿田恭良文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課長が「わが国は科学技術立国として成長していくことが重要で、それには優秀な若い力が必要だ。中・高校生が切磋琢磨、能力を高め、日本のさらなる発展に力を発揮してもらいたい。国としても若い人材が能力を十分発揮できる良い研究環境づくりに努力する」、井上悟志経済産業省製造産業局機能性化学品室長は「ここにいる皆さんは化学で素晴らしい成績をあげていると思うが、イノベーションは既存の分野、領域だけでできるものではない。幅広い知識、技術、視野が必要だ」とそれぞれ激励と期待を述べた。
このあと2部では第47回国際化学オリンピックアゼルバイジャン大会代表が世界の高校生と交流した様子、試験の感想、代表候補の中・高校生に伝えたいことなどを報告、3部では化学グランプリで成績優秀であった中学3年生から高校2年生の生徒および支部推薦の22名が2016年パキスタン・カラチで開催される第48回国際化学オリンピック代表候補に選出され、認定式が行われた。
このあと川合眞紀東京大学教授が特別ゲストとして登壇し「物質を作り、物質を理解するのが化学。研究によって新たな発見が素晴らしい成果やニュースになるが、これらは豊富な知識が基盤になる。無知からは新しい発見は生まれない。若い皆さんにはぜひ広い知識、深い教養をぜひ身につけてほしい」とメッセージを贈った。
表彰式後、生徒、主催者、関係者の懇親会が行われた。

参考化学グランプリ2015二次選考 大賞など決定



GP2015-5.jpg 主催者挨拶

GP2015-4.jpg 大賞賞状授与

GP2015-1.jpg国際化学オリンピック報告

GP2015-3.jpg大賞生徒と来賓、主催者

GP2015-2.jpg代表候補と来賓、主催者

GP2015-6.jpg懇親会