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【開催報告】「化学技術基礎講座-製品開発に必要な有機合成化学の基礎」

2015年10月9日

産学交流委員会主催の「化学技術基礎講座-製品開発に必要な有機合成化学の基礎」(主査・岩澤伸治東京工業大学理工学研究科教授)が10月8日(木)、9日(金)の2日間、東京都千代田区神田駿河台の化学会館で行われた。化学、医薬品、繊維などの企業研究者・技術者、大学から40名が参加、二日間にわたって熱心に聴講した。
化学技術基礎講座は大学で化学を履修した後、化学的知識を基礎から学びたいと考える技術系新入社員、人事異動や配置転換、新規事業の開始などを機会に新たな技術、知識が必要な中堅技術者や研究者、また化学企業への就職を希望する化学系学生などを対象に開催されている。
「製品開発に必要な有機合成化学」は3年前に開講した比較的新しい講座で、2015年は高井和彦岡山大学自然科学研究科教授の「有機合成化学の基礎・炭素-炭素結合形成反応」、岩澤教授の「同・実験室での酸化・還元から工業的な酸化まで」の有機合成化学の基礎の講義、さらに各分野のトピックから構成した。秋山隆彦学習院大学理学部教授からは「炭素-炭素結合形成:アルドール反応から有機触媒まで」、徳山英利東北大学薬学研究科教授の「医薬品・電子材料で注目されるヘテロ環の化学」、井上将行東京大学薬学系研究科教授の「複雑な化合物を合成するときの合成戦略」、小澤文幸京都大学化学研究所教授の「有機金属化学の基礎とクロスカップリング反応」のそれぞれの講義で基礎と最新の動向が示された。
今回のトピック講義ではエルゼビア・ジャパンの礒辺隆氏が「Reaxysの概要と活用事例」のテーマで化合物検索の考え方や、ユーザー事例について述べた。また量産化で重要な「晶析」に焦点をあて、結晶化の上手な制御法について、最近の晶析トレンドについて滝山博志東京農工大工学研究科教授が「再沈操作と晶析操作との接点 ―結晶性粒子群製造のコツ―」のテーマで講演した。
 講義後の質疑応答をはじめ講義の間のインキュベーションタイム、昼食時のランチミーティング、懇親会でも中身の濃い知識獲得、意見交換が行われた。


★11月12日(木)~13日(金)
化学技術基礎講座 知っておきたい化学プラントの基本原理、工業化プロセスの要諦を学ぶ-化学技術者のための化学工学-
★11月19日(木)~20日(金)
化学技術基礎講座 高分子の構造物性相関解明のためのキャラクタリゼーション講座

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