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山本尚新会長が抱負語る~日本化学会記者会見

2016年5月26日

山本尚日本化学会会長(平成28年度・29年度会長)、辻康之筆頭副会長が5月25日、記者会見を開き、「化学は日本のお家芸、"National Pride"。この発展を日本化学会が中心となって担っていきたい」と抱負を語った。

記者との質疑応答のなかで山本会長は「化学は科学技術、産業の成長を支える。最近の特許のほとんどが化学に関連するものだ。科学技術の進歩は新たな材料・素材の開発によって実用化され、これらの物性は分子レベルに遡って設計していく必要があるからだ。化学なしには科学技術、産業の発展はないともいえる。この化学の発展を日本化学会が中心となって担っていく」と述べた。

そのためには「人材の育成が大きな課題になる。日本化学会では基礎講座など学生、産学の研究者向けに化学の基礎を学ぶ場を提供しているが、大学生、研究者の研究力強化に向けた再教育の場を提供していきたい。また次世代研究に指針を与える役割を日本化学会がもつべきだと考えている」と方向性を示した。

さらに若い世代に対しては「小・中・高校生には化学だいすきクラブの活動を行っているが、新たに化学の次世代を担う中・高校生を日本化学会の正式会員として迎える『中高生会員』を創設することを決めた」ことを明らかにした。

産学連携についても「必要なのはニーズを的確に把握しておくことが必要だ。ただ産学ともに余所余所しく、お互いにレスポンスが豊かではないのが現状だ。学が率先して胸襟を開き、産業界が欲する情報を提供していくことが必要だ。日本化学会が対外的にも見える形で取り組み、存在価値、存在意義を高めていきたい」と方向性について思いを語った。

また辻筆頭副会長は「日本化学会発行の英文論文誌2誌の戦略的強化に取り組んでいる。日本の化学研究は世界でも非常に高い水準にあるので,我々の英文論文誌も世界トップクラスに引き上げたい。今後も日本化学会員に積極的に論文投稿、論文引用を働きかけ、世界的論文誌としての存在感を示していきたい」と述べた。

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