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【開催報告】R&D懇話会182回定例会「フォノンエンジニアリング~ナノスケール熱制御とそのための材料開発~」

2015年9月18日

 産学交流委員会主催によるR&D懇話会182回定例会が9月11日(金)17:00から化学会館で開催された。「フォノンエンジニアリング~ナノスケール熱制御とそのための材料開発~」をテーマに馬場寿夫科学技術振興機構研究開発戦略センター・フェロー、塩見淳一郎東京大学大学院工学研究科准教授が講演、産学官から出席した40名が熱心に聴講した。
 馬場フェローはJST研究開発戦略センターがまとめた戦略プロポーザブル「ナノスケール熱制御によるデバイス革新に向けて」について、提案の意義から半導体集積回路やパワーデバイスにける放熱問題について整理し、ビッグデータ用ストレージ、次世代メモリなどで熱制御の必要性を解説した。またナノスケールでは物質中の熱輸送をフォノン輸送(ナノスケールの熱伝動)として取り扱う必要性を強調、この実現のためには電子工学、材料工学、物理学、化学などの分野を超えた新学術領域の構築が重要であると指摘した。
 一方、塩見准教授は「フォノン輸送の科学と制御、およびその応用」をテーマにフォノン輸送の科学と制御の基礎について丁寧に解説した。フォノンの弾道性を利用した制御、予測・評価理論、数値計算などの方法論を示し、具体的な応用研究開発成果や今後の動向、予測を明らかにした。
 講演会終了に懇親会が行われ、名刺交換や熱心な質疑応答、意見交換が続いた。

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