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【開催報告】R&D懇話会180回定例会

2015年5月11日

産学交流委員会主催のR&D懇話会180回定例会が5月8日(金)17:00から化学会館で開催された。今回は「有機電子材料化学の最新動向」をテーマに松本英俊東京工業大学大学院理工学研究科准教授、竹谷純一東京大学新領域創成科学研究科教授が有機電子材料を用いた機能設計やその応用など最先端の研究開発動向について講演した。

 松本准教授は「高分子を利用した1次元ナノ材料の機能設計とエネルギーデバイスへの展開」をテーマに3次元ネットワーク状構造を有するカーボンナノファイバーシートが電極材料への応用に有効であること、またポリ(3-ヘキシルチオフェン)ナノファイバーを活性層中に導入した有機薄膜太陽電池を作製し、評価を行ったところ、3次元ネットワーク状構造がエネルギーデバイス内で効率的な電荷捕集やキャリア輸送に有効であることを確認、具体的データを示した。

 竹谷純一教授は「印刷できる高性能の有機半導体材料化学」をテーマに有機半導体結晶薄膜の種々の電子材料としての有用性を示し、塗布プロセスに適した新規低分子有機半導体「C10-DNBDT」の開発および塗布結晶化法によるCMOS回路集積プロセスの開発などプリンテドLSI、やわらかデバイス実用化に向けた行程を示した。

 R&D懇話会は講演会後に懇親会が行われるのが特徴で、今回も懇親会で和やかなうちにも真剣な質疑応答、情報交換が行われていた。

 

次回R&D懇話会181回は6月5日(金)17:00から記憶媒体からエネルギー変換材料まで幅広い応用が期待されている「スピンエレクトロニクスの科学と化学-基礎から応用まで」が開催する予定。

http://www.chemistry.or.jp/event/calendar/2015/04/rd181.html