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【開催報告】 R&D懇話会170回 固体触媒開発の新展開

2014年1月15日

日本化学会のR&D懇話会第170定例会が1月10日(金)、千代田区神田駿河台の化学会館で開催された。今回は「最前線の固体触媒開発動向」をテーマに、阿部竜教授(京都大学)が「太陽光水素製造を目指した可視光応答型光触媒の開発」、満留敬人助教(大阪大学)が「金属ナノ粒子と担体との協奏的触媒機能を生かした環境調和型分子変換システムの開発」について講演、解説した。

阿部教授は自らが開発した二段階励起型光触媒プロセスの詳細をはじめ単一光触媒による可視光水分解など研究の最新動向について述べ、「光触媒水分解の研究は可視光水分解の実証という大きな壁を乗り越え、新たなフェーズに入った。今後、量子収率の向上が実用的な水素生成効率の実証には不可欠」と課題をあげた。

また満留助教は種々の官能基変換反応を効率よく進める金・銀・銅の貨幣金属ナノ粒子、とくに銀ナノ粒子と無機酸化物担体との協奏的触媒機能を生かした液相での環境調和型反応系の開発、さらに金属ナノ粒子と担体との界面で起こる協奏効果を最大限に引き出すことを目的に設計したコア-シェル型金属ナノ粒子触媒の開発とその特異的な機能、触媒活性について解説した。

次回第171定例会は2月7日(金)、「拡がるPOC検査市場―運用の実際と将来展望―」をテーマに開催する予定。講師、講演テーマは次の通り。
 坂本秀生教授(神戸常盤大学)「Point of Care Testing(POCT)の現状と将来展望」、
 久本秀明教授(大阪府立大学)「POCTへの応用を指向したキャピラリーアレイ型マイクロ分析デバイス」
詳細はこちらから、また申し込みはこちらから

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