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Pacifichem2020のシンポジウム企画 ご提案のガイドライン

2018年2月1日

Pacifichem 2020は、2020年12月15日(火曜日)から12月20日(日曜日)に開催が予定されています。

Pacifichem2020での講演はすべて、テーマが合致する「シンポジウム」に対して申込まれます。「シンポジウムは」12に分類された"Topic Area"のいずれかに属し、前回2015年には334ものシンポジウムが開催されました。


今回2020年の開催にむけ、早くもシンポジウム企画の提案応募が、年当初1月1日よりスタートしました。

シンポジウム企画の提案申込はScholarOneをベースとしたWeb受付システムで行われ、4月9日までのいつでもお申込いただけます。下記にシンポジウム企画をご提案頂く際のガイドラインをまとめます。ご不明な点はPacifichem@chemistry.or.jpまでメールでお問合せいただくか、お電話などでお問合せください。奮ってご応募いただけますよう宜しくお願いいたします。

〔1〕 シンポジウムオーガナイザーは3ヶ国協力チームで

  • 各シンポジウムは、オーガナイザーを少なくとも3名として構成してください。3名のオーガナイザーのうち1名を代表オーガナイザー〔CSO; Corresponding Symposium Organizer)としてください。シンポジウムやPacifichemの開催に関わる重要な連絡は、すべて代表オーガナイザーにのみメールで通知されます。代表オーガナイザーは、そのほかのオーガナイザーへ情報伝達する役割を担います。
  • オーガナイザーは、それぞれ別の国から選定します。正確な定義としては、Pacifichem 2020の主催7化学会〔日・米・加・中・韓・豪・NZの各化学会〕会員から、もしくは協賛学協会(OPO; Official Participating Organization)の会員から選定してください。そのため、少なくとも3カ国の化学会会員がオーガナイザーとしてシンポジウムを構成することになります。なお、オーガナイザーの人数制限は設けられておりませんが、オーガナイザーに対する特典は過去のPacifichemではありませんでした。また、オーガナイザーが招待講演者を兼ねていただいても結構です。

〔2〕 シンポジウム提案の前に

  • シンポジウム提案の際、まずは12のTopic Areaのいずれに対して応募するかを決定してください。提案段階で必要なのは「シンポジウムタイトル」、「シンポジウムが対象とする内容、スコープ(※英語で150-300ワード程度)」の説明書きです。
  • 各シンポジウムは、「招待講演」と「一般講演」で構成されます。招待講演のみ、ということがないよう、それぞれバランスが取れるよう招待講演は全体の半数を超えることがないよう配慮願います。
  • どの講演者も、Pacifichem2020で講演できる件数は最大3件となっております。このうち招待は2件までです。つまり、一般の口頭発表を3件でも結構ですし招待講演1件+口頭発表2件でも大丈夫ですが、招待は最大2件までですのでこの場合、招待2件+口頭1件、が最大数となります。なお、ポスター発表もひとつの講演としてカウントされます。講演者に指定されていない共同執筆に関しては、件数の制限はありません。

重要

人気のある研究者へは講演依頼が殺到します。シンポジウム提案段階での講演依頼内諾は必須ではありませんが、講演件数に制限があるため、招待講演の依頼に関しては、可能であれば、現時点であっても内諾をお願いすることが講演者確保の側面からは推奨されます。

〔3〕 シンポジウムや講演の時間数など

  • 「セッション」とは

シンポジウムは半日を一単位とした「セッション」をひとコマとしてプログラムを構成します。1つのセッションは4時間となっており、午前の場合には8:00-12:00、午後は13:00-17:00となります。なお、後述する特別な対応を行うために設けられたイブニングセッションは18:00-20:00で2時間となります。

  • 講演件数の制限

1つのシンポジウムが申し込むことが出来るセッション数は5セッションまでです。つまり、半日×5コマですので2.5日が最大数となります。なお、審査の結果、希望したセッション数がそのまま採用されず、申請数より少ないセッションが割当られる場合があります。この場合、上項目でご紹介したイブニングセッションを活用いただけます。イブニングセッションはポスター発表のためのセッションで、申込セッション数の制限には含まれません。会場はハワイコンベンションセンターに限定されますので、同一のシンポジウムであっても、午前・午後で利用したシンポジウム会場とは異なる場合があります。

  • セッションの構成

1つのセッション〔午前、午後のいずれか半日4時間〕には、最小5件の講演を予定してください。この場合、また1つの半日セッションには、10分の休憩を一回挟むことが出来ます。さらに、冒頭と、終わりにはそれぞれ開会・閉会の辞として5分程度の挨拶を含めることが出来ます。

  • 講演の時間配分

仮に最小講演件数である5件の講演を半日セッションで予定する場合、一件当たりの講演時間は質疑応答を含めて平均40-45分となります。講演時間については最短の講演時間が20分であること以外に特段のルールはなく、招待/一般の講演種別で異なる講演時間を設けていただくことが出来ます。例えば20,30,40分といった異なる講演時間を各講演者ごとにそれぞれ割り当てることが可能です。一方、最短講演時間の20分をすべての講演に適用すると、最大で12件の講演を半日セッションに予定することが可能です(※この場合は、開会・閉会の挨拶、休憩は考慮していません)なお、講演はいずれかの国の講演者に偏ることなく複数の国の化学者が講演できるよう配慮してください。※講演言語は原則として英語です。

  • 講演申込

採択されたシンポジウムへの講演申し込みは、2年後のPacifichem開催年である2020年からスタートします。そのため、現時点では依頼講演だけが確定要素で、実際は、申込件数の多少は現段階では想定が難しい状況です。想定数を大きく上回る講演申込があった場合、救済措置としては、口頭発表として申し込まれた講演をRejectにするのではなく、ポスター発表として採用していただきプログラムに入れていただく方法があります。この場合、上述のイブニングセッションを活用頂き、優れた講演を取りこぼすことのないようご配慮ください。

〔4〕 シンポジウム提案の特典

  • 参加登録無料の特権

午前/午後いずれかの半日セッションで6件以上の講演が予定されている場合は2名まで、5件以下の講演が予定されている場合は1名分の参加登録料を無料にするバウチャーコードをシンポジウムオーガナイザーへお渡しします。この無料化コードをどなたに渡すかはオーガナイザーに一任されており、招待講演者やオーガナイザー自身のために有効活用していただけます。なお、イブニングセッションではコードの配布はありません。