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【お知らせ】2019年度各賞受賞者が決定

2020年1月7日

2019年度の日本化学会賞、学術賞、進歩賞、女性化学者奨励賞、化学技術賞、技術進歩賞、化学教育賞、化学教育有功賞、化学技術有功賞は、各々の選考委員会において厳正な選考が行われ、理事会の審議を経て次のように決定しました。

(敬称略)

第72回日本化学会賞
塩谷 光彦東大院理超分子金属錯体の精密設計に基づく配列・空間・動的機能の創出
杉本 直己甲南大先端生命研分子クラウディング環境における非二重らせん核酸の化学
野崎 京子東大院工合理的触媒設計に基づく極性小分子の活性化とその重合体の合成
三浦 雅博阪大院工炭素―水素結合の直接的変換を基盤とする分子構築法の開発
村上 正浩京大院工光エネルギーと遷移金属を活用する分子変換手法の開発
山下 正廣東北大材料研非線形性と量子効果を示すナノ金属錯体の科学
第37回学術賞
芥川 智行東北大多元研ダイナミックな分子集合体の物性研究
安倍 学広島大院理炭素-炭素π単結合の創製
小島 隆彦筑波大数理物質金属錯体におけるプロトン共役電子移動に関する研究
駒場 慎一東理大理次世代蓄電池材料に関する研究
田中 克典東工大物質理工院/理研生体分子の化学修飾法による機能解明と治療への応用
平岡 秀一東大院総合文化分子自己集合過程に関する研究と分散力を利用した一義自己集合体の開発
廣田 俊奈良先端大金属タンパク質の反応機構解明とその超分子創製
宮坂 等東北大金研電子および磁気的相間の合理的制御に基づく低次元分子磁性体に関する研究
森 敦紀神戸大先端膜研ヘテロ芳香族化合物の特徴を活かした構造設計と機能設計
第69回進歩賞
池本 晃喜東大院理平面三方構造「フェナイン」を活用したナノカーボン分子の設計法開拓と機能展開
数間 恵弥子理研局在表面プラズモンが誘起する化学反応のナノスケール解析と制御
木下 卓巳東大院総合文化スピン反転励起による高効率近赤外光エネルギー変換系の開拓
関 朋宏北大院工構造秩序を保持し刺激に応答する分子結晶の開発
田村 朋則京大院工生細胞内在性タンパク質の新規化学修飾法の開発
細野 暢彦東大院新領域動的機能を有する多孔性錯体材料の設計と応用
南 豪東大生産研超分子センサーの設計と光学チップ・有機デバイスへの応用
村上 慧名大ITbM機能性分子合成を指向した触媒的芳香族C-Hイミド化と環化カップリング反応の開発
第8回女性化学者奨励賞
小阪田 泰子阪大高等共創院バイオサイエンスへの応用を指向した新しい特性をもった光機能ナノ材料の開発
若林 里衣九大院工ペプチド・タンパク質の組織化を活用したバイオ機能材料の開発
第68回化学技術賞

西村佳史、近藤孝彦、河添慎也、池尻澄雄、野﨑貴司/旭化成㈱

高安全性・高性能リチウムイオン二次電池用セパレータの開発

青島敬之、亀尾広志、横山和之、金子清貴/三菱ケミカル(株)、浦田尚男/(株)三菱ケミカルHD

4成分系エチレン三量化クロム触媒を用いた1-ヘキセン製造技術の開発

第25回技術進歩賞
該当なし
第44回化学教育賞
多賀 圭次郎名工大化学教育と化学普及活動の高大連携への貢献
西原 寛東大院理探究力を育む中等・高等化学教育の仕組みづくりや活動への貢献
第37回化学教育有功賞
神田 昌彦青森県平川市立竹館小化学教育の裾野拡大を目指した「演示実験ショー」の展開
後藤 顕一東洋大食環境教育課程研究及び教材開発と授業研究による化学教育への貢献
富田 一茂北海道旭川東高化学部の指導および北海道の理科教育に対する貢献
福満 晋島根県立浜田高地域課題による高校化学系部活動と科学教育普及への貢献
第38回化学技術有功賞
近藤 聖彦分子研分子科学研究を促進する実験装置の開発及び超精密研磨技術
鈴木 健吾浜松ホトニクス(株)積分球を用いた簡便で迅速な絶対発光量子収率測定装置の開発
山本 悠太名大最先端電子顕微鏡を用いた材料計測/解析による研究支援