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【開催報告】「君たちの将来と化学の未来ー東大で過ごす化学な週末」

2018年10月22日

「君たちの将来と化学の未来ー東大で過ごす化学な週末」(主催:日本化学会、東京大学大学院理学系研究科、同工学系研究科 共催:国際化学オリンピック日本委員会)を10月20日(土)、東京大学小柴ホールで開催した。当日は、中学生・高校生とその保護者ら170名で会場は満席となった。

加藤隆史東京大学教授が「化学でかなえる皆の夢」として、スマートフォンと液晶を例に最先端の化学のトピックスを平易に解説、化学で実現可能な未来を熱く講演した。玉尾皓平氏(豊田理化学研究所 所長、理化学研究所栄誉研究員)は「一家に1枚周期表の楽しみ方」として、各元素の説明に加え、なぜこの写真を採用したか等、制作の舞台裏を披露した。両講演では、会場の中学生・高校生から専門的な質問もあり、質疑応答は大いに盛り上がった。

また、「国際化学オリンピックに行こう!」として、国際化学オリンピック元代表の加藤雄大さん(東京大学薬学系修士2年)、竹内碧さん(同薬学部3年)が化学オリンピックの魅力を存分に講演、その後、ポスター展示の前で参加者からの質問に答えた。国際化学オリンピックは2021年に日本(大阪)開催を控え、参加者の関心も高 かった。

「化学系学生経験談-やりがい、未来-」では、東京大学で「化学」を専攻する学生(理学系2名、工学系2名)が登壇、自己紹介と大学での研究内容を話した。化学を学ぶ学生が何を学び目指しているのか、具体的に知ることのできる機会とあり、会場からは質問が続いた。

終了後も会場内では参加者らが玉尾氏、加藤氏、元国際化学オリンピック代表や登壇の学生を囲み、熱心に質問する姿が見られた。


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