日本化学会

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Vol.64, No.5 2016年

ヘッドラインテーマ:固体と液体のはざま

固体の多くは,低温では分子や原子の位置の定まった結晶性のものであり,温度を上げていくと分子・原子の位置や配向がランダムになりそれらが動きまわっている液体に変化することが知られている。しかしながらその一部は,固体でありながら分子の配向が乱れ,回転や拡散をする柔粘性結晶や,液体でありながら分子の配向が揃った液晶などの固体と液体の中間的な性質を示す状態をもつ。本テーマでは,様々な固体(結晶)と液体の中間的な状態について,分子の運動性と配向に注目して紹介する。

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