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★Special Program 【JST/CSJ連携フォーラム     「国際化学サミットCS3-報告と展望-」】

CS3-それは世界が目下 共通して抱える重要課題に「化学」という見地からいかに切り込めるか、世界の最先端を走る化学者たちが少数で集い、解決に資する糸口を探る挑戦的な議論の場。シリーズ7回目となる今回のCS3は「Solar Energy & Photonics for a Sustainable Future」がテーマ。
201年9月、世界5 ヵ国(英,米,独,中,日) 40余名の化学者が中国・大連を舞台に一堂に会し、自由で活発な議論を繰り広げました。

昨今では、グローバル化が進んだことでむしろ、地域特性に焦点を絞った課題は共感を得にくく追求されにくくなり、一方で、全世界的な地域性をこえた類似した内容ばかりが議論の対象とされる傾向がみられます。社会の役に立つもの、を目指す研究は、ともすれば、短期成果追求型の議論や概念論に終始するといった研究者の悩みも聞こえてきます。


国際協調が求められる議論の場に於いても、全体の舵取りをしつつイニシアチブを発揮し、ストーリーのある議論展開で自らのプレゼンスを示すことが可能な研究者として、本会では、CS3日本代表者として、堂免教授(東大)をリーダーに、下記5名を選定しました
CS3のような国際議論は、一般的な国際会議や国内研究会で自らの研究成果を発表することで業績をアピールすることとは全く違った意味をもちます。
 「自らの問題意識とシンクロさせながら、大きなビジョンと課題を国際的に共に描くことで、リーダーたる研究者へと自らなっていく」。
研究者としての次のステップの礎としていただくために、CS3での取組みを、自身の課題への新たな動力源とすべくぜひこの機会に議論にご参加ください。


■日時:3月21日(水・祝) 9時 30分 ~ 12時 30分
■会場:日本大学船橋キャンパス 14号館 2階 1421教室 (第98春季年会 S3 会場)

■冒頭挨拶
 9:30- CS3とは―経緯と趣旨説明― (中部大/日本化学会常務理事)澤本 光男
 9:45- JST参画の趣旨とC3の将来展望 (JST) 中山 智弘
 10:00- 第7回CS3の概要解説 (東大) 堂免 一成
■Review (Presentation) ※質疑応答含む
 (1)10:15- Artificial Photosynthesis and CO2 Reduction (京大) 阿部 竜
 (2)10:30- New PV Materials with Abundant Elements (奈良先端大) 山田 容子
 (3)10:45- Photonic Materials and Photon Upconversion (九大) 楊井 伸浩
 (4) 11:00- Photofunctional Materials and Structures for Light Manipulation (京大) 関 修平
■パネルディスカッション
 11:20-12:10  モデレーター堂免一成(東大)
 阿部 竜 (京大)・山田 容子 (奈良先端大)・楊井 伸浩 (九大)・関 修平先生 (京大)・伊藤 哲也氏 (JST)・澤本 光男 (中部大/日本化学会常務理事)
 12:10- 閉会の挨拶 山本 尚(中部大/日本化学会会長)