日本化学会

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Vol.60,No.10 2007年

特集: クリックケミストリー

アジトとアルキンの1,3-双極子付加によるトリアゾール環合成反応は,Huisgen反応と呼ばれ50年以上前からよく知られた反応であり,選択制や収率が高く,また反応条件や環境を選ばないという優れた特徴を示す。Sharpless教授らはこのHuisgen反応を利用して、望みの場所とタイミングで様々な分子を自在に結合する新しい手法を開拓し,クリックケミストリーという概念の基に精力的な研究を行っている。
クリックという名前は2つの分子が「カチッ(click)」と音をたてて結合する様子を表したものであるが,ネーミングの妙や概念の分かりやすさから世界中の研究者に利用されており,医薬品開発,分子センサー,バイオラベリング,高分子合成,接着剤など幅広い分野で成果を上げている。
この特集では,一見研究されつくされたと考えられていたHuisgen反応が最先端の創薬やナノテク分野で活用されるようになった経緯や,クリックケミストリーの可能性について分かりやすく解説する。

 

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