日本化学会

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Vol.69, No.7 2021年

ヘッドラインテーマ:第27 回化学教育フォーラム「観察,実験を位置づけた授業実践ができる教員の育成」

教員養成の課題のひとつとして,「課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力を育む指導力を身につけることの必要性」が指摘されており,理科においては,観察・実験に関わる指導力をもった教員の育成が欠かせない。しかし,さまざまな調査で,高等学校における観察,実験の実施頻度は低い傾向にあることが報告されている。大学においても,中学校,高等学校で行われている観察,実験について,実際に現場の教壇に立つ指導者の立場から検討を加える学びは必ずしも十分には行われていない。また,教育実習の指導の現場では,内容に関する知識を持ち合わせていても,観察・実験の指導のプロセスや,観察・実験の手立てについて,困難を感じている学生が存在する。新しい学習指導要領が告示され,資質,能力の育成がこれまで以上に求められている。完全実施を目前にした今,実践的な指導力を備えた教員の養成および研修について,改めて考える機会としたい。


2021年7月20日発行の「化学と教育」Vol.69, No.7 2021年の目次に、 ページ番号の誤りがございました。お詫びとともに訂正いたします。

目次(p271)内「私の一言」ページ数を以下に訂正させていただきます。
【誤】 私の一言 水の自己解離平衡とその反応式について  木村  優  309
【正】 私の一言 水の自己解離平衡とその反応式について  木村  優  310

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