主 催 公益社団法人 日本化学会 産学交流委員会
会 期 1月28日 17時~19時
会 場 オンライン開催(Zoomを利用したリアルタイム配信)
【企画概要】
現在創薬の世界ではモダリティの多様化に伴い、低分子や通常抗体のみならず、ペプチド、核酸、改変抗体、細胞、遺伝子(プラスミドDNA等)などの研究開発が進められており、これらのニューモダリティ医療の実現のためには、多様な技術の融合が求められています。
今回は物性評価・製剤開発に関して、NIMSを核に国内の主要製薬企業が共同で基礎研究を行うべく発足したプラットフォームについて、NIMS・川上亘作プラットフォーム長より、また抗体薬物複合体と医療機器(レーザー装置)を活用した新たながん治療「光免疫療法」について北海道大学・小川美香子先生にご講演いただきます。
皆様にご参加いただき、活発な議論がなされることを期待いたします。
【プログラム】
医薬品候補化合物が同定されてもそれは製品開発においては道半ばであり、その後の物性評価や製剤化が開発の命運を握ることもある。近年はモダリティの多様化によって物性評価や製剤化を進めるための技術や知識も様変わりしているが、各社単独での適応には限界があり、本講演では医薬品業界における本分野の水平連携の必要性について説明する。本分野の基礎はマテリアルサイエンスであり、それを得意とする物材機構が中心となって進めている医薬品業界の水平連携の試みについても触れる。
昨年、光を利用した新しいがん治療法である光免疫療法が世界に先駆けて日本で承認された。この治療法は、がん細胞特異的に細胞を殺傷することができる。また、免疫を活性化することもできるため、原理的に転移巣の治療も可能である。我々はこの細胞殺傷メカニズムを解明し、光化学反応による薬物の凝集体形成が細胞殺傷の鍵であることを解明した。本講演ではこの新しい治療法の魅力と威力についてお話する。
参加申込締切 開催日の1営業日前の正午
参加費 R&D懇話会個人会員・同法人会員6,000円(R&D懇話会無料参加券が利用可能),日本化学会会員(個人・法人)7,000円(税込),一般8,000円(税込)
参加申込方法 チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細は申込サイトにてご確認ください。
会期 | 2022年2022年1月28日 |
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行事名 | 「R&D懇話会220回」ニューモダリティ医療:新技術・新展開 |
会場 | オンライン(Zoom) |
連絡先 | 日本化学会企画部 河瀬 sangaku@chemistry.or.jp |
URL | https://rd220.peatix.com/view |