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市民公開講座:これからの医・食・住に貢献するかがく

日本化学会春季年会実行委員会では、一般市民の方々を対象とする恒例の「市民公開講座」を下記の内容で企画いたしました。今回も市民の方々の生活に密接に関連した身近な話題を、専門の先生方にやさしくお話していただきます。どの先生もそれぞれの分野でご活躍の著名な先生方ですので、楽しんでいただける半日になると思います。奮ってご参加下さい。

申込は こちら より

※外部サイトに移行します。

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プログラム
13:00-13:05 開会挨拶
 古南 博(近畿大学)

13:05-13:40 近大水研による持続可能な養殖に向けた過去から最新までの取り組み
 升間 主計(近畿大学 水産研究所 特任教授・所長)

近畿大学水産研究所は1948年に世耕弘一初代総長の"海を耕す"との理念の下に創設された。1960年代から持続可能な養殖を目指した研究に取り組み、クロマグロを始め、これまでに25種以上の完全養殖を確立した。本講演では、これまでの養殖シーンに革新をもたらした研究開発や最新のウナギ、キャビア研究などを紹介する。

13:45-14:20 ごみをエタノールに~何度でも生まれ変わるプラスチック~
 小西 千晶(森とまちコンサルタント株式会社 代表取締役)

海洋プラ問題や脱炭素の流れで、プラスチックの使用量を減らす動きが高まっていますが、プラスチックにはメリットもたくさんあります。今回は、従来のように化石資源ではなく、燃えるごみからエタノール→プラスチックを作る技術をご紹介します。使い終わったらまたエタノールにしてプラスチックに。何度でも生まれ変わる究極のリサイクルです。

14:25-15:00 コロナ終焉へ!mRNAワクチンの将来展望
 内田 智士(京都府立医科大学 准教授)

メッセンジャーRNA (mRNA)ワクチンが、新型コロナウイルスに対する切り札になっています。このワクチンが生まれるまでには、mRNAを製造し、脂のカプセルへ搭載するまで過程で、様々な技術革新がありました。本講演では、それらの技術を紹介した後、様々な病気の予防治療への応用が期待されているmRNAの将来についても展望します。

15:05-15:40 「霞(かすみ)を食って生きる」ための新しい多孔性材料をつくる化学 ― PCP/MOFの現在と未来
 北川 進(京都大学 名誉教授)

19世紀の産業革命で人類はエネルギー源として石炭を用い、多量のエネルギーを消費する技術を創始しました。20世紀は石油の時代と言われています。21世紀は、バイオガス、空気などのユビキタス気体が重要な役割をする時代と言えます。一方、気体の取り扱いには極めてエネルギーを消費します。これを低エネルギーでマイルドな条件で自在に扱うための多孔性材料の化学と今後開かれる世界について話をします。

会期 2022年3月25日(金)
行事名 市民公開講座:これからの医・食・住に貢献するかがく
会場 オンライン
連絡先 企画部 年会係 徳橋
nenkai@chemistry.or.jp
URL https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfN59-anj0eUpgAXyQ4rYU14Uik-sCWGlseItQl5UNmVlzpJQ/viewform