※10月27日 記載の参加費に不備がありましたので、修正いたしました
主催:日本化学会産学交流委員会
協賛:公益財団法人新化学技術推進協会
後援:一般財団法人バイオインダストリー協会
会期:2022年11月21日 13時~17時20分
会場:オンライン(Zoom)
趣旨:欧州でバイオベースエコノミーが2005年ごろから語られるようになり、OECDにおいても2009年にBioeconomy to 2030と呼ばれるレポートが作成され、各国が脱化石資源社会への変革を目指す活動を進めている。一方でオイルメジャーをはじめとする化石産業に対する補助金は減少しておらず、気候変動や生物多様性のロスは待ったなしの状態である。日本は政権交代やリーマンショック、東日本大震災などでその当時の議論は盛り上がらなかったが、2回のオイルショック以降、産学官で様々な技術を磨いてきた。今回の技術開発フォーラムでは、顕在化している産業化例、研究開発事例紹介を行い、具体的な産業構築、カーボンサイクルを考えたい。
参加費:R&D懇話会個人会員 9,000円、R&D懇話会法人会員 9,000円(2022年度R&D懇話会無料参加券がご利用できます)、日本化学会個人会員 12,000円、日本化学会法人会員 12,000円、協賛学協会会員 12,000円、非会員 15,000円
※R&D懇話会法人会員は こちら 、日本化学会法人会員企業一覧は こちら よりご確認ください。
申込方法:チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細はリンク先にてご確認ください。https://tech-forum16.peatix.com
プログラム
バイオエコノミーは、バイオとエコノミーから成る造語である。バイオを多くの言葉に翻訳可能であるように、エコノミーも多面的な解釈が可能である。そして、バイオエコノミー実現のためには、個人と産官学、それぞれの有機連携的な行動が必須である。本発表では、バイオとエコノミーを多方面から考察して見えてくる、日本流バイオエコノミーについて話題提供したい。
化学産業にとって重要な炭素を化石資源以外から調達する方策の一つとして「都市油田」である廃棄物の利用が考えられますが、再資源化には多種多様な化学品が混在している事がネックになっています。本講演では、その解決策として、廃棄物の合成ガス化と微生物のガス発酵を組み合わせた新たなケミカルリサイクル技術を概説します。
プラスチック材料は海洋蓄積による生態系、健康への影響懸念、またその多くが石油から合成されるが故の非環境循環性が大きな社会問題になりつつある。我々はポリマー材料を循環型エコノミーに適応させるべく、バイオマス由来の生分解性ポリマー「Green Planet」の社会実装を進めている。再生可能原料から製造し、使用後は分解させることで速やかに二酸化炭素に戻す循環型社会におけるポリマー材料の社会実装例を紹介する。
ラウロイルリシン(アミホープ®LL)は、滑沢性の高い板状粉体としてパウダーファンデーションを始めとした多くの化粧品に使用されており、柔らかくしっとりとした感触と肌への高い密着感が特長の原料です。アミホープ®LLの感触・機能を自然由来の球状粒子に付与することで既存のマイクロプラスチックビーズと同等以上の感触・機能を持たせることに成功したため、評価結果について紹介します。
世界の課題となっている脱炭素社会の構築については、国連のSDGsにもある持続可能な社会を目指す上でも非常に重要な課題となっています。そのような中、佐賀市ではバイオマス産業都市の取り組みとして、資源循環による地域産業の創出による脱炭素社会への貢献を目指しています。佐賀市からは清掃工場と下水浄化センターを中心とした資源循環の取組をご紹介します。
会期 | 2022年11月21日(月)13時~17時20分 |
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行事名 | 第16回技術開発フォーラム:バイオエコノミーを意識した化学産業の育成 |
会場 | オンライン(Zoom) |
連絡先 | 日本化学会企画部 齋田/河瀬 sangaku@chemistry.or.jp |