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「R&D懇話会225回」カーボンニュートラル(6)バイオマス高度利用

開催概要

主 催 公益社団法人 日本化学会 産学交流委員会
会 期 2023年1月25日 17時~19時
会 場 オンライン開催(Zoomを利用したリアルタイム配信)

【企画概要】

21世紀の持続可能な社会の確立、カーボンニュートラルの実現に向けて、従来の化石資源由来の化学物質生産(オイルリファイナリー)からバイオマス等の生物資源由来の化学物質生産(バイオリファイナリー)への転換、社会実装化は化学産業界が果たすべき大きな役割と言えます。R&D懇話会では、化学の視点からカーボンニュートラルについて考えるべく、カーボンニュートラル関連講演会をシリーズ企画として開催しております。その第6弾として今回はバイオマス高度利用に関する講演会を企画しました。本企画では、食料と競合しないバイオマス資源を活用し、低環境負荷プロセスでの化学資源開発に向けた技術開発の最新の取組みから、新たなバイオマス資源として注目を集めているソルガムの代替燃料としての活用に向けた検討、微細藻類からのバイオ燃料生産の産業構築に向けた最新の研究事例を紹介いただきます。

【プログラム】

  • 17:00-17:05 開会挨拶、趣旨説明
    安宅 由晴(産学交流委員会 懇話会小委員会・委員/花王株式会社)

  • 17:05-17:50 ソルガムのバイオマス利用
    堤 伸浩 氏(東京大学 大学院農学生命科学研究科 植物分子遺伝学研究室 教授)

    ソルガムは北東アフリカを起源とするイネ科の1年草であり、食用や飼料として世界各地で栽培されている。耐乾燥性や耐塩性が高いなど不良環境に強い性質を持ち、バイオマスが大きいことから、さまざまな用途への利用が注目されている。用途に応じて、原料の特性の改良が求められる。同じ植物種でも品種改良によって特性を変化させることが可能となるケースは多い。今回は火力発電所の代替燃料に適したソルガムの品種育成についてご紹介したい。

  • 18:00-18:45 微細藻類の産業構築の要件と現況
    野村 純平氏 (株式会社ちとせ研究所 Principal BioEngineer)

    微細藻類は、食料と競合しない第三世代のSAF原料として大きな注目を集めており、ここ20年間で大規模での安定培養や副産物の利活用等の研究開発が着実に進んできている。また、国際航空運送協会(IATA)が設定した「2050年までにCO2排出量を正味ゼロにする」という目標を受け、その産業構築に向けた動きが再度加速している。本講演では、藻類産業を作り上げるために必要な要件と現況について俯瞰的に紹介していく。

  • 18:55-19:00 まとめ、閉会挨拶
    野崎 潔(産学交流委員会 懇話会小委員会・委員/株式会社ニコン)

募集内容

参加申込締切 開催日の1営業日前の正午
参加費 R&D懇話会会員9,000円(R&D懇話会無料参加券が利用可能)、日本化学会会員(個人・法人)9,000円、非会員12,000円。※いずれも「税込」で、課税区分は「課税」です。
参加申込方法 チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細は申込サイトにてご確認ください。

会期 2023年2023年1月25日 17時~19時
行事名 「R&D懇話会225回」カーボンニュートラル(6)バイオマス高度利用
会場 オンライン(Zoom)
連絡先 日本化学会企画部
齋田/河瀬
sangaku@chemistry.or.jp
URL https://rd225.peatix.com/view