化学実験に関わる安全と衛生に関して総合的に学ぶ講習会です。安全・衛生管理の基本から、事故事例やヒヤリハット、そこから導き出される教訓と、改善や安全教育のあり方、化学物質の潜在危険と取扱方法、救急対処法などについて、最新情報をもとに多角的な視点から解説いたします。受講者からの具体的質問・ケーススタディによるディスカッションを交えた、能動的なスクーリングとしてご活用いただきます。
今年度から内容を更新し、化学物質が有する3つのハザード(フィジカルハザード、健康影響、環境影響)およびリスクアセスメント・マネジメントの解説をより充実させるとともに、労働安全衛生法の法令改訂によりR6年度から化学物質取扱い事業場に選任が義務づけられる化学物質管理者が受講すべき専門的講習に求められる内容も包含させております。
講義資料の他、テキスト(安全な実験室管理のための化学安全ノート:丸善出版)を配布いたします。(開催1週間前に送付予定)
なお、労働安全衛生規則の改正に伴い化学物質管理者(安衛則12条の5)の選任が必要となりますが、本講習は大学や試験研究機関など(リスクアセスメント対象物の製造事業場以外の事業場)の化学物質管理者が受講することが望ましい内容*を含むとともに、より分かりやすく解説する講習となっています。
*厚生労働省労働基準局長通達(令和4年9月7日付け基発0907第1号)
8月7日
10:00-10:10 開会挨拶
土橋 律(安全小委員会 委員長/東京大学)
10:10-11:20 安全の基本(70)
土橋 律(安全小委員会 委員長/東京大学)
11:30-12:30 事故事例と教訓(60)
岩田 雄策(消防大学校消防研究センター)
13:30-14:40 実験室安全の枠組み(70)
豊田 太郎(東京大学)
14:50-16:00 化学物質の火災・爆発危険性(70)
熊崎 美枝子(横浜国立大学)
16:10-17:20 化学物質の健康影響(70)
色川 俊也(東北大学)
8月8日
10:00-11:10 化学物質の環境影響(70)
辻 佳子(東京大学)
11:20-12:30 実験研究の安全管理と危機管理(70)
富田 賢吾(名古屋大学)
13:30-14:30 (トピックス)化学物質の自律的リスクマネジメントの目指すもの(60)
貴志 孝洋(筑波大学)
14:40-15:20 質疑応答
Peatixのサイトを通じてお申し込みください。
https://anzen2023.peatix.com/view
本イベント参加にあたりましては、申込者本人のみの参加に限らせていただきます。
以下の禁止事項をご確認の上、申込フォームにてご同意の上お申し込みください。
会期 | 2023年8月7日・8日 |
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行事名 | 化学安全スクーリング2023-化学実験室における安全管理指導者の養成-(労働安全衛生規則 化学物質管理者(大学や試験研究機関等)の講習に最適) |
会場 | 東京大学 本郷キャンパス 工学部5号館 51号講義室 |
連絡先 | 日本化学会 企画部 河瀬・足立 Email:env_safe@chemistry.or.jp |
URL | https://anzen2023.peatix.com/view |