主 催 公益社団法人 日本化学会 産学交流委員会
会 期 2023年10月23日 15時~17時
会 場 オンライン開催(Zoomを利用したリアルタイム配信)
【企画概要】
脱化石燃料社会の実現に向けて、2050年カーボンニュートラルを達成するための取り組みが産官学の垣根を越えてますます加速しております。化石資源の消費を抑制しGHG排出を実質ゼロとする世界においては、バイオマス資源の活用が大きな役割を果たすものと期待され、バイオマス原料から有用な化合物を作製するための技術が重要なキーテクノロジーであることは言を俟ちません。そこで、今回は触媒を利用したバイオマスの有用化学品への変換について、お二人の講師の方を迎えて最新の研究成果についてご講演頂きます。
【プログラム】
日座 操 氏(横浜ゴム株式会社 材料機能研究室・アドバイザリーフェロー)
ゴム材料は数多くの化学品を使用している。そのサステナブル化は多方面からの検討が必要になっている。実際にタイヤ用ゴム材料で使用されている化学品(原料製品)を紹介し、その中で特に化学業界と関連が高い、天然ゴム、合成ゴム、カーボンブラックやシリカ補強材、老化防止剤などについて、現在の取組と課題を話題提供する。合成ゴムのバイオマスからの変換については、触媒変換と酵素変換について紹介する。
岩田 忠久 氏(東京大学 大学院農学生命科学研究科・教授/副研究科長/総長特任補佐)
生分解性脂肪族ポリエステル、高分子多糖類エステル誘導体などを用いた高性能な実部材への成形加工技術の開発、大型放射光を用いた構造と物性との相関解明、分解酵素を用いた生分解性速度の制御機構の解明、生分解開始スイッチ機能の付与、海洋分解性評価など、一連の生分解性バイオマスプラスチックに関する当研究室の研究成果を紹介する。
参加申込締切 セミナー開始時刻まで
参加費 R&D懇話会会員9,000円(R&D懇話会無料参加券が利用可能)、日本化学会会員(個人・法人)9,000円、非会員12,000円。
※いずれも「税込」で、課税区分は「課税」です。
参加申込方法 チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細は申込サイトにてご確認ください。
会期 | 2023年10月23日 |
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行事名 | 「R&D懇話会230回」カーボンニュートラル(9):バイオマス素材の研究開発 |
会場 | オンライン(Zoom) |
連絡先 | 日本化学会企画部 白石・河瀬 sangaku@chemistry.or.jp |
URL | https://rd230.peatix.com/view |