主 催 公益社団法人 日本化学会 産学交流委員会
会 期 2023年12月14日 15時~17時
会 場 オンライン開催(Zoomを利用したリアルタイム配信)
【企画概要】
MOFは中心金属や配位子の組み合わせで様々な構造や規則性細孔を自由自在に設計することができます。MOFは高比表面積を有することからガス吸蔵材料としての応用が期待されるのみならず、その特異的な分子認識能により小分子から高分子まで様々な分子を認識・分離することもできます。その他、医療、触媒、環境・エネルギー分野等、多様な分野での応用展開が期待されています。今回の講演会では、植村 卓史先生(東京大学)、樋口 雅一先生(京都大学/株式会社Atomis)より、MOFの基礎から最先端研究、産業応用の可能性について詳しくご紹介いただきます。
【プログラム】
植村 卓史 氏(東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻・教授)
MOFが形成する規則性ナノ空間を駆使することで、従来法では不可能な精密高分子の創出が可能になる。本講演では、MOF空間を重合反応場とすることで、得られる高分子の一次構造から高次構造まで自在に制御できることや、高分子鎖中のわずかな構造の違いを認識し、夾雑混合物中から特定構造の高分子鎖のみを分離できる新技術について述べる。
樋口 雅一 氏(京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点・特定准教授)
多孔性配位高分子(PCP/MOF)の商業化最新動向について述べる。近年、二酸化炭素やメタンのような気候変動の一因と考えられる気体、水や臭気などの小分子などを制御する科学技術としてPCP/MOFが使われ始めている。本講演では、2023年12月時点でのPCP/MOFの量産化や実用化の動向について述べる。
参加申込締切 セミナー開始時刻まで
参加費 R&D懇話会会員9,000円(R&D懇話会無料参加券が利用可能)、日本化学会会員(個人・法人)9,000円、非会員12,000円。
※いずれも「税込」で、課税区分は「課税」です。
参加申込方法 チケット申込サイト「Peatix」よりお申込みおよび事前決済を行ってください。詳細は申込サイトにてご確認ください。
会期 | 2023年12月14日 |
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行事名 | 「R&D懇話会232回」MOF研究の最先端と産業応用 |
会場 | オンライン(Zoom) |
連絡先 | 日本化学会企画部 白石・河瀬 sangaku@chemistry.or.jp |
URL | https://rd231.peatix.com/view |