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イベントカレンダー

講演会・シンポジウム

R&D懇話会244回 カーボンニュートラルグリーンケミカル合成の最前線

主催 公益社団法人日本化学会産学交流委員会

【会 期】 2025年10月1日 15時00分~17時00分

【開催方式】 Zoomを利用したオンラインセミナー(ライブ配信・見逃し配信)
※見逃し配信期間は会期後約2週間を予定。詳細は申込者へメールにてご案内します。

【企画概要】二酸化炭素と再エネ由来の水素から製造される合成燃料をはじめとするグリーンケミカルは、従来の化石資源を原料とするケミカル合成と異なり大気中の二酸化炭素を増やすことがないため、カーボンニュートラル実現のための将来技術として注目を集めています。本企画では2名の講師をお招きし、二酸化炭素を原料とする低炭素有機物の新規合成法の開発や、バイオマス由来航空燃料(SAF)の実現に向けた企業の取り組み等について詳しく解説していただきます。

【プログラム】

15:00-15:05 開会挨拶、趣旨説明
山口 和也(産学交流委員会 懇話会小委員会・委員/東京大学)

15:05-15:50 二酸化炭素からの新規化学品合成技術
椿 範立 氏(富山大学学術研究部工学系・教授)

パワフルな触媒とプロセスがあれば、二酸化炭素とグリーン水素原料中の炭素、水素、酸素を再結合させ、多彩な低炭素有機化学品を合成できる。我々が世界初で成功した二酸化炭素からのパラキシレン、エタノールなどの直接合成技術および関連新型触媒設計理論を紹介する。低炭素ブタジエンおよびタイヤ、オレフィンの新規合成方法と触媒の開発も述べる。

16:00-16:45 東洋エンジニアリングにおける合成燃料取組
寺井 聡 氏(東洋エンジニアリング株式会社 エンジニアリング・技術統括本部次世代技術開拓部(T-Next)・プログラムリーダー)

合成燃料は再エネ由来水素とCO₂から製造可能で、航空燃料(SAF)に加え、軽油やガソリンなど多用途に展開可能な持続可能燃料である。東洋エンジニアリングでは、独自のメタノール技術やFT合成を活用し、木質バイオマス由来SAFの製造実証や商用供給を通じ、社会実装に向けた取り組みを進めている。講演では、両技術を中心とした当社の取組を紹介する。

16:55-17:00 まとめ、閉会挨拶
安宅 由晴(産学交流委員会 懇話会小委員会・委員/花王株式会社)

【参加費】 R&D懇話会会員9,000円(R&D懇話会無料参加券が利用可能)、日本化学会会員(個人・法人)9,000円、非会員12,000円。※いずれも「税込」で、課税区分は「課税」です。

【申込】 チケット申込サイト「Peatix」よりお申込み、および事前決済を行ってください。詳細はリンク先にてご確認ください。申し込みはこちらより

【問合せ】 日本化学会企画部 田口、河瀬  sangaku@chemistry.or.jp

会期 2025年10月1日(水)
行事名 R&D懇話会244回 カーボンニュートラルグリーンケミカル合成の最前線
会場 オンライン(Zoom)
連絡先 日本化学会企画部 田口、河瀬  sangaku@chemistry.or.jp