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【お知らせ】 Pacifichem2021はハイブリッド形式で開催

2021年3月2日

コロナウィルスCOVID-19 の世界的流行 (パンデミック) の見通しが困難な状況下で、遠隔方式による国際会議 (ヴァーチャルイベント) が求められておりますが、Pacifichem, Inc.,ならびにPacifichem 2021国際組織委員会では、本年2021年12月16―21日に開催予定のPacifichem 2021を、ホノルル会場での現地参加とオンラインでの遠隔参加を組み合わせた「ハイブリッド形式」で開催することを決定いたしました。

すでにご講演を申し込まれた講演者の方には、現時点でのご判断に基づき、いずれの参加形式をご希望かをアンケートさせて頂くなどして、参加者のニーズにより忠実にお応えできるよう対応して参ります。

なお、参加登録は8月を予定しております。オンライン参加ならびに現地参加、どちらの参加登録料も8月に改めてご案内致します。


  • ハイブリッド国際会議  ハイブリッド形式の国際会議は、渡航や大規模集会の開催が制限されている現在の状況下では、有効な方法であり、またwithコロナにおける新しい様式は今や地球規模で取り組むべき緊急課題であり、大規模な国際会議の運営方式にも変革が求められるなか、Pacifichem 2021のハイブリッド開催がひとつの可能性となると期待されます。

  • Pacifichem 2021をハイブリッド形式で開催する場合,研究発表(口頭とポスター)と質疑応答は,従来通りの現地会場での発表と事前録画による遠隔発表の両方の同時開催を検討しています。その場合,参加者と発表者の方々には、御希望により,現地参加・発表と遠隔参加・発表のどちらかをお選びいただけるようにいたします。これについては,追って御希望の参加・発表形式をおたずねする予定です。

  • また、 開会式やPacifichem Lecture(基調講演)などの一部の限定数の行事や講演は,現地開催を行うと共に,それらの中継映像で同時に遠隔配信する方式(ライブストリーミング; live streaming)も検討しております。さらにこれらのライブストリーミング講演などは、参加登録された方々に,会議終了後も一定期間オンデマンド配信を行うことも計画しております。

  • 参加者の満足度をいかに高めるかは、どのような開催形式であっても、Pacifichemにおける最大の課題です。オンラインでの参加であっても現地参加と同レベルの臨場感のある研究交流やネットワーキングの機会が提供出来るよう、また一方、現地参加者には、ホノルルの強みを活かしたその場に行かなければ得ることができないような体験を提供できるよう、ハイブリッド開催に伴う課題、会場での感染予防対策の実践などに関する検討を鋭意進めております。皆様のご意見、ご要望などもぜひお寄せください

  • 知的財産と優先権の保護と機密保持  遠隔方式の国際会議において、講演資料、とくに未公開データなどを含む講演内容の、講演者の意図に沿わない拡散が懸念されています。研究成果の優先権・先見性や特許などの知的財産に係る機密情報の秘匿性とデータ保護の問題は、遠隔方式の会議においては、以前にも増して拡散や流出が容易となり、また一度開示された情報をコントロールすることは大変難しいことはご承知の通りです。

  • Pacifichem 2021国際組織委員会においても、これらの諸点について充分に配慮しつつ、法務専門家の助言も得て、今回のハイブリッド形式での開催を検討しております。本会議における研究発表(口頭およびポスター)においても,組織委員会として機密保持には万全の配慮をいたしますが、同時に発表者の皆様にも、未公開データの拡散を防ぐため機密重視のデータは公開予定の資料や録画から削除するなどの対応をお願いする可能性もあります。御理解いただければ幸いです。承知の通りです。

開催形式の具体的なご案内は、下記の公式Webサイトで随時更新して参ります。また引続き、講演申込みを4月12日 (EDT)を期限として受付けております。どうぞふるってご講演お申込みいただけますよう重ねてお願いいたします。

■Pacifichem公式Webサイト https://pacifichem.org/ 
講演申込みURL: https://pacifichem2021.abstractcentral.com/

いまだ収束の見込みが難しいCOVID-19へのご懸念やご不安を払拭できぬまま,開催形式の決定に関してご案内差し上げることとなりましたが、2021年12月には、ぜひともPacifichemを開催して皆様のお気持ちにお応えできるよう、今後も周到に鋭意準備を進めて参ります。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。