2025年3月13日
公益社団法人 日本化学会は3月13日(木)第105春季年会記者会見をZoomにてオンライン開催しました。
記者会見では鈴木 孝治 広報委員長の挨拶の後、松田 建児 第105春季年会実行委員会委員長より概要説明を行いました。次いで、今回の年会で行われる全講演(3,684件)、全シンポジウム(41テーマ)の中から選ばれた5件のハイライト講演、1件のハイライトシンポジウムのプレゼンテーションを行いました。なお、会見には14社、16名の記者の出席がありました。
【記者会見プログラム】
開会挨拶・司会進行
鈴木 孝治(日本化学会・筆頭副会長 広報委員長/JSR(株)JKiC)
第105春季年会について
(1) 概要説明
松田 建児(第105春季年会実行委員会・委員長/京都大学 教授)
(2) ハイライトプレゼンテーション(5件)
1. 溶液に光で絵を描く可逆的な光化学反応
「溶液に光で線や絵を描く画期的なフォトクロミック教材の開発と反応速度論的解析」
鈴木崇広(東京理科大学・助教)
2.二酸化炭素の濃淡エネルギーを使った新しい発電方法を開発
「CO2濃淡電池」
山田 鉄兵(東京大学・教授)
3.環状オリゴマーのみで構成される自己修復超分子ポリマーガラス
相田 卓三(東京大学・教授)
4.高活性・安定な可視光誘起水分解能を示す異方性WO3膜の開発
「(202)面方向に優先的に成長した異方性WO3膜の高活性・安定な可視光誘起水分解反応」
八木 政行(新潟大学・教授)
5.下水汚泥焼却灰からリン化成品を製造
「ケイ素化合物を用いるリン酸類の一段階エステル化反応:下水汚泥焼却灰のケミカルリサイクル」
永縄 友規(産業技術総合研究所・主任研究員)
(3) ハイライトシンポジウムの紹介
「AI×自動計算×自動実験による化学研究のデジタル革新」
オーガナイザー 企画責任者:吉田亮 (統計数理研究所・教授)
(4) 質疑応答