2019年3月7日
公益社団法人日本化学会(川合眞紀会長)は化学遺産に新たに4件を認定いたしました。
日本化学会では、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用促進を目的として、化学遺産委員会(委員長・植村榮京都大学名誉教授)を設置し、活動を行っております。化学遺産認定はこの活動のひとつで、歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することによって、文化遺産、産業遺産として次世代にお伝えするとともに、化学に関する学術と教育の向上、化学工業の発展に資することを目的としております。
第10回を迎えた今回は、下記の4件を認定し、3月17日(日)15:40より甲南大学 岡本キャンパスで開催いたします第99春季年会表彰式で認定証を贈呈いたします。
また、本春季年会期間中の17日(日)9:00から化学遺産委員会および化学史学会主催で「第13回化学遺産市民公開講座」を開催し、今回認定された4件の歴史的価値などについて講演をいたします。なお、本講座は市民公開講座であるため、どなたでも無料でご参加いただけます。事前登録は不要ですので、参加ご希望の方は直接会場にお越しください。
【第10回化学遺産認定】
認定化学遺産 第047号 学習院大学南一号館ドラフトチャンバー
認定化学遺産 第048号 我が国初のNMR分光器用電磁石
認定化学遺産 第049号 島津製作所 創業記念資料館および所蔵理化学関係機器・資料等
認定化学遺産 第050号 銅アンモニウムレーヨン製造装置「ハンク式紡糸機」および関連資料
以 上
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公益社団法人日本化学会企画部 広報 飛渡
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