2019年11月18日
関東支部主催の化学への招待―講演会「健康とスポーツの化学」が、11月16日(土)に東京都江戸川区のタワーホール船堀で行われた。
まず最初に、武田薬品工業(株)DDCL研究所ディレクターの加来智弘氏に、「新しいお薬ができるまで」と題して、我々の身近にあるお薬の発見にまつわるエピソードや現在の医薬品開発について解説いただいた。続く味の素(株)アミノサイエンス事業本部マネージャーの梶原賢太氏の「アミノ酸の化学とサプリメント」では、体に必要な栄養素であるアミノ酸の役割とサプリメントへの応用についてわかりやすくご講演いただいた。最後にアンチドーピングラボラトリーカタール役員の植木眞琴氏に「オリンピックのフェアープレイと選手の健康を守るドーピング検査の最新の話題」というタイトルで、オリンピック・パラリンピックで実施されるドーピング検査にまつわる最新の話題とスポーツ界のドーピング防止対策について、実際の経験談を交えてお話しいただいた。
本企画は江戸川区「第21回産業ときめきフェア」での開催であり、講演会には近隣区民も含め10代から80代までの幅広い層の男女約100名が参加し、熱心に聴講した。