2018年11月19日
関東支部主催の化学への招待―講演会「生活をいろどる化学」が、11月17日(土)に東京都江戸川区のタワーホール船堀で行われた。
まず最初に、松本真哉横浜国立大学教授に、「色素の化学」と題して、有機色素の合成やその性質と機能を平易に解説いただいた。続く武井昇元職業能力開発総合大学校准教授の「ペンキは乾いてあたりまえ?」では、分子のサイズにより塗料の性質が異なることをわかりやすくご講演いただいた。最後に「ファンデーションの科学」というタイトルで、永井裕子花王(株)メイクアップ研究所第2研究室長の講演があり、粉体、油性成分、水性成分などファンデーションの組成により製品の差別化が行われていること、また化学の力で様々なニーズに対応していることをお話しいただいた。
本企画は江戸川区「第20回産業ときめきフェア」での開催であり、講演会には近隣区民も含め10代から70代までの幅広い層の男女130名が参加し、熱心に聴講した。