2024年2月7日
公益社団法人日本化学会(菅裕明会長)は化学遺産に新たに3件を認定いたしますので、以下の通りお知らせいたします。(認定日は表彰楯授与日の3月19日)なお、4月13日 (土) 13:30 - 16:00にはハイブリッド開催(現地会場:化学会館/オンライン:Zoom)にて無料の市民公開講座を開催いたします。こちらもぜひご参加ください。
【第15回化学遺産認定(詳細はリーフレットPDFをご参照ください)】
認定化学遺産 第065号 国産ペニシリン開発および製造関係資料
(所 蔵:稲垣晴彦氏、公益財団法人日本感染症医薬品協会、東レ株式会社)
認定化学遺産 第066号 日本に現存する最古のアミノ酸分析計
(所 蔵:株式会社日立ハイテクサイエンス)
認定化学遺産 第067号 太平洋戦争中に日本でポリスチレンを工業化していたことを示す資料
(所 蔵:塩野香料株式会社)
※日本化学会では、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用促進を目的として、化学遺産委員会(委員長・宮村一夫東京理科大名誉教授)を設置し、活動を行っております。化学遺産認定はこの活動のひとつで、歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することによって、文化遺産、産業遺産として次世代にお伝えするとともに、化学に関する学術と教育の向上、化学工業の発展に資することを目的としております。
■プログラム
13:15- 開場
13:30-13:40 開会挨拶・司会進行 宮村一夫氏(化学遺産委員会委員長/東京理科大学)
13:40-14:10 特別講演:化学遺産活動の歩み概観―化学アーカイブズ活動から20年
若林文高氏(国立科学博物館 名誉研究員)
14:15-14:45 『国産ペニシリン開発および製造関係資料』の紹介
松本邦男氏(神奈川工科大学名誉教授)
14:50-15:20 日本に現存する最古のアミノ酸分析計
伊藤正人氏(株式会社日立ハイテクサイエンス シニアリサーチエンジニア)
15:25-15:55 日本では太平洋戦争中にポリスチレンを工業化していた!
田島慶三氏(日本化学会フェロー)
16:00- 閉会挨拶 宮村一夫氏(化学遺産委員会 委員長/東京理科大学)
■開催概要
日時:2024年4月13日 (土)13:30 - 16:00
会場:ハイブリッド開催 現地会場:化学会館/オンライン:Zoom
対象:どなたでもご参加いただけます
参加費:無料
申込方法:peatixよりお申込みください(https://dai17-kagakuisan.peatix.com)
主催:日本化学会
共催:化学史学会
以 上
■お問合せ先
公益社団法人日本化学会 広報 飛渡(ひわたり)
E-mail:pr@chemisry.or.jp