2018年8月15日
日本化学会 環境・安全推進委員会主催の「化学安全スクーリング2018-化学実験室における安全管理指導者の養成-」が8月8日(水)、9日(木)の二日間、東京都千代田区神田駿河台の化学会館で行われた。
化学安全スクーリングは、化学実験をおこなう大学、研究所等の安全管理担当者、指導者および研究者・学生ならびに技術職員、化学企業の研究所、プラント、生産現場で安全管理に関わるすべての方を対象として化学実験に関わる安全と衛生に関して総合的に学ぶ短期集中の講習会。
台風の接近に備え、一部プログラムを変更したものの41名の受講者は、安全・衛生管理の基本から、事故事例やヒヤリハット、そこから導き出される教訓と、改善や安全教育のあり方、化学物質の潜在危険と取扱方法、救急対処法などについての講義を熱心に聴講した。
受講者のアンケートからは「安全の基礎、化学物質の様々な危機性を学ぶことができました。事故事例の映像等を見ながらの説明では、化学物質の危険性がありありと伝わってきました。(20代,企業,技術職)」、「学生実習など学生向けの安全講習や研究室での実験操作手引き、リスクアセスメントに有効に活用したい(40代,大学,研究職)」といったコメントが寄せられた。来年も8月に開催予定。
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