2018年10月1日
「化学グランプリ2018」の表彰式が9月29日(土)、化学会館(千代田区神田駿河台)で行われた。併せて、「第50回国際化学オリンピック スロバキア・チェコ大会」の報告会、「第51回国際化学オリンピック フランス大会」の代表候補認定式が行われ、関係者含め約80名が参加した。
化学グランプリは毎年7月の海の日に一次選考(マークシート式試験)、8月に実験をともなう記述式試験が行われ、各賞が決定する。今年の一次選考は7月16日(月・祝日)に行われ、全国から3,963名の中学生、高校生が参加した。この中から成績上位者80名が8月17日(金)に筑波大学で開催された二次選考に進み、大賞、金賞、銀賞、銅賞、筑波大学長賞、茨城県知事賞、つくば市長賞の各賞が決定している。 第50回国際化学オリンピック スロバキア・チェコ大会では76の国と地域から300名の高校生参加し、日本は金メダル1、銀メダル2、銅メダル1を獲得した。 第51回国際化学オリンピックはフランスでの開催が予定されている。認定式では、化学グランプリ2018に参加した高校2年生~中学3年生の上位17名と各支部から推薦された4名の21名が代表候補として認定された。
表彰式には、化学グランプリにご後援をいただいている文部科学省、経済産業省からもご臨席頂き、主催者らと共に生徒たちの健闘を祝した。表彰式の後には懇親会も催され、参加した生徒たちは少し緊張しながらも来賓の方々や主催者、仲間たちとの交流を楽しんだ。
表彰式のプログラムは以下のとおり
【第1部】「化学グランプリ2018」表彰式
【第2部】「第50回国際化学オリンピック スロバキア・チェコ大会」参加報告会
【第3部】「第51回国際化学オリンピック フランス大会」代表候補認定式
【第4部】日本の未来を担う生徒たちへの激励メッセージ・質疑応答
日本化学会 会長 川合 眞紀
【出席者】
(ご来賓)文部科学省 化学技術・学術政策局 人材政策課長 坂本 修一 様
経済産業省 製造産業局 素材産業課長 湯本 啓市 様
(主催者)日本化学工業協会 常務理事 市村 彰啓(「夢・化学-21」委員会事務局長)
日本化学会 会長 川合 眞紀
化学工学会 庶務理事 山口 猛央
新化学技術推進協会 事業統括部長 片岡 正樹
日本化学会 教育・普及部門長 久新 荘一郎
日本化学会 化学グランプリ・オリンピック委員長 三好 徳和
日本化学会 オリンピック小委員長 永澤 明