日本化学会

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【参加報告】女子中高生夏の学校2019

2019年8月13日

 「女子中高生夏の学校2019」(主催:女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト・国立女性教育会館)が8月9日(金)~11日(日)の3日間、国立女性教育会館(埼玉県比企郡嵐山町)で開催された。「女子中高生夏の学校」は研究者・技術者・理工系大学生との対話、交流を通して女子中高生が科学・技術の分野に自分の新しい可能性を見出すことを狙いとした、合宿形式の体験型サイエンスプログラムである。2005年からスタートしており、今年で15回目を迎える。

 日本化学会は、8月10日(土)開催の実験・実習「サイエンスアドベンチャーⅠミニ科学者になろう」、同Ⅱ「研究者・技術者と話そう」(ポスター展示・キャリア相談)および学生企画「Gate Way」(進路相談会)に参加し、化学研究の面白さや日本化学会の取り組み、化学産業の重要性を伝えた。

 「ミニ科学者になろう」では、普及・交流委員会の前田直美品川女子学院教諭が「美しい金属樹を作ってみよう」、同委員会の田村定義慶應女子高等学校教諭が「カラフルな人造イクラを作ろう-マイクロカプセルの化学」のミニ授業・化学実験を行い、9名の参加者が体験した。

 「研究者・技術者と話そう」では、「女性化学者の活躍」「化学グランプリ・国際化学オリンピック」などのポスターを紹介した。ポスター前では男女共同参画推進委員会から帝人ファーマ株式会社の上村みどり氏、三菱ケミカル株式会社の小島優子氏、化学グランプリ・オリンピック委員会から松本真哉同委員会普及広報小委員会委員長(横浜国立大学教授)と同委員会委員権谷佐織氏(横浜国立大学講師)が参加した。ブースには途切れることなく多くの生徒が訪れ、現在の進路のきっかけや大学や企業での研究の様子などについて、熱心に質問をしていた。

 生徒たちから進路などについて質問を受ける「Gate Way」では、「理系と文系のどちらの進路に進めばよいのか迷っており、進路選びのポイントを教えてほしい」「企業研究と大学の研究はどう違うのか」「化学を勉強したら、将来どういった仕事ができるのか」などの質問が多く寄せられた。

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