2019年8月23日
「夢・化学-21」委員会※と日本化学会は、8月19日(月)~20日(火)の2日間、工学院大学八王子キャンパス(東京都八王子市)に於いて「化学グランプリ2019」(通称:化学の甲子園、http://gp.csj.jp)の二次選考を実施し、大賞および各賞の受賞者を選出いたしました。みごと大賞を受賞したのは以下の5名です。
辻田 健樹 ツジタ ケンキ 京都府 洛南高等学校 2年
川島 功暉 カワシマ コウキ 大阪府 大阪星光学院高等学校 3年
桜田 晃太郎 サクラダ コウタロウ 愛知 海陽中等教育学校 6年
内藤 成彬 ナイトウ ナルアキ 徳島県 徳島文理高等学校 3年
藤本 達也 フジモト タツヤ 広島県 広島学院高等学校 3年
大賞5名のほか、15名が金賞、21名が銀賞、35名が銅賞に選ばれました。なお,特別賞として、総合成績1位の辻田健樹さん(洛南高等学校2年・大賞受賞)に日本化学会賞,実験試験成績1位の後藤優奈さんにTDK特別賞(白陵高等学校2年・金賞受賞)、年少学年で実験試験成績1位の小池佑弥さん(名古屋市立向陽高等学校1年・金賞受賞)に工学院大学長賞がそれぞれ贈られました。大賞以下、各賞の受賞者につきましては、添付の参考資料をご覧ください。
化学グランプリは、全国の中高生に化学への興味・関心を喚起し、意欲・能力を高め、世界にも通用する若い化学者を育成することを目的に、1999年より開催しています。21回目の本年は、7月15日(月・祝日)に全国65会場で実施した一次選考(マークシート式試験)に、3,983名の中高生が参加し、本グランプリの参加生徒数は第1回(1999年、316名)から約13倍になりました。約4,000名の参加者の中から一次選考を通過した成績上位者76名が、大賞の座をかけて二次選考(実験をともなう記述式試験)に挑みました。
◆国際化学オリンピックへの生徒派遣について
世界約80ヶ国・地域の高校生が化学の実力を競い合う『国際化学オリンピック』の日本代表生徒は、化学グランプリで優秀な成績を収めた生徒を中心に選出されます。来年7月の『国際化学オリンピック』は第52回大会がトルコ・イスタンブールでの開催が予定されています。今年も国際大会に向けて、本グランプリに参加した中学3年生・高校1・2年生の生徒から20名程度を代表候補生徒として認定し、代表候補生徒全体の中から、選抜試験を経て代表生徒4名を決定する予定です。
なお、2019年9月28日(土)、化学会館(東京都千代田区)にて、「化学グランプリ2019」表彰式、「第51回国際化学オリンピック フランス・パリ大会」参加報告会、「第52回国際化学オリンピック トルコ・イスタンブール大会」代表候補認定式を行う予定です。
※公益社団法人日本化学会、公益社団法人化学工学会、公益社団法人新化学技術推進協会、一般社団法人日本化学工業協会の4団体で構成