日本化学会

閉じる

トップ>新着情報 >お知らせ >【お知らせ】2019年CS3 白書公開のご案内

【お知らせ】2019年CS3 白書公開のご案内

2020年6月3日

2019 年 11 月 10~13 日にロンドンの王立化学協会の Burlington House で開催された Chemical Sciences and Society Summit(CS3 国際化学サミット)の白書が2020年6月3日 00:01英国時間に公開されました。

CS3 は化学の領域における最先端の化学者が一堂に集い、世界が直面する喫緊の重要課題をテーマとし少人数で解決に資する糸口を探り、その成果を広く公表することを目的とした 国際連携による学術討議の場となっています。

日本のほか、英国、ドイツ、中国、そして米国の5つの主要化学会と、それぞれの国の研究資金助成機関による全 10 機関が参加しサミットを開催します。2019年のCS3では、諸事情により米国は不参加となりましたが、日英独中の 4 ヵ国がCS3を開催しました。

主題として"Science to Enable Sustainable Plastics" (持続可能なプラスティックを目指す科学)を取り上げ、サブテーマとして (1)「New plastics」(2)「Recyclability of plastics」(3)「Degradation of plastics」(4)「Measuring the impact of plastics」の 4 つの分科会に分かれて議論を行いました。それぞれの分科会ごとに1件の基調講演と、3-4件のポジショントークを行い、各国からの代表者 総勢35名で3日間にわたり活発な議論を展開しました。今回の議長はオックスフォード大学の C. Williams教授が務め、日本代表のリーダーとしては、九州大学の高原 淳教授にお引き受け頂きました。

議論の総括、そして、今後に向けての提言は白書(White Paper)としてまとめられ本日公開の運びとなりました。ぜひお目通しいただき、ご意見等お寄せいただければ幸いです。

marged.jpg

こちらからダウンロード可能です。