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【お知らせ】2022年度各賞受賞者が決定

2022年12月21日

2022年度の日本化学会賞、学術賞、進歩賞、女性化学者奨励賞、化学技術賞、技術進歩賞、化学教育賞、化学教育有功賞、化学技術有功賞、功労賞、長倉三郎賞は、各々の選考委員会において厳正な選考が行われ、理事会の審議を経て次のように決定しました。

(敬称略)

第75回日本化学会賞
今堀 博 京大院工 分子連結系光電荷分離の学理構築とエネルギー・生物学的応用
岩澤 伸治 東工大 遷移金属錯体反応場・反応系の構築に基づく触媒的二酸化炭素固定化反応の開発
福岡 淳 北大触媒研 セルロース系バイオマスの解重合と青果物鮮度保持のための固体触媒の開発
村井 利昭 岐阜大工 高周期典型元素を含む不飽和結合の特性に立脚した新反応・新物質創製
村田 道雄 阪大院理 生体環境における脂質と膜活性分子の構造と機能の解明
山元 公寿 東工大化生研 精密サブナノ粒子の創製に関する研究
第40回学術賞
阿部 竜 京大院工 表面修飾およびバンド制御に基づく可視光水分解用非酸化物系光触媒の創製
依馬 正 岡山大院自然 協同効果を用いる分子認識と触媒の高性能化
大木 靖弘 京大化研 酵素模倣型クラスター錯体の合成と不活性小分子の還元
大栗 博毅 東大院理 生合成の拡張による天然物類似化合物群の迅速合成法の開発
尾坂 格 広島大院先進理工 結晶性と分子配向の制御に基づく高性能半導体性π共役系ポリマーの創出
鳶巣 守 阪大院工 求核性有機分子による非古典的分子活性化法の開拓と触媒反応への応用
中尾 佳亮 京大院工 協働金属触媒によるサイト選択的炭素−水素結合官能基化反応に関する研究
三浦 佳子 九大院工 精密な構造を持つ生体分子認識性の糖鎖高分子の開発
山本 洋平 筑波大数理物質 有機・高分子マイクロ構造体の精密設計と光・レーザー機能発現
叶 深 東北大院理 固液界面の構造制御による反応機構の解明と機能性の開拓
第72回進歩賞
浅子 壮美 理研 有機ナトリウム化学の開拓と不活性結合の二重切断反応および選択的切断反応の開発
久保田 浩司 北大院工 固相メカノ有機合成化学の開拓と展開
シャン ルイ 東大院理 鉄触媒反応を基軸とする有機合成と機能性材料への応用
竹澤 浩気 東大院工 孤立空間への閉じ込めによる分子操作と精密反応
塚本 孝政 東工大化生研 量子サイズ物質の新規合成技術の開発および新規設計理論の提唱
鳥屋尾 隆 北大触媒研 外挿的探索が可能な機械学習を用いたCO2変換触媒開発
新堀 佳紀 東理大研究推進機構 配位子保護金属クラスターの高分解能単離法の確立と反応性及び光機能の解明
正井 宏 東大院総合文化 安定な超分子遷移金属錯体の一時的な活性化に基づく材料機能の創成
村山 恵司 名大院工 非環状型人工核酸を利用した多彩な生物学的ツールの創製
第11回女性化学者奨励賞
関根 由莉奈 原子力機構 ミクロ固液界面を反応場にした階層構造制御による高機能環境材料の開発
福山 真央 東北大多元研 水・ミセル間分子輸送の制御と微量生化学分析への応用
第71回化学技術賞
佐藤万紀、久保田冬彦、形舞祥一、金高慎也、佐々井珠世/東洋紡(株)
アルミニウム系ポリエステル重合触媒の開発と工業化
増田正人、松浦知彦、石川達也、船越祥二、稲田康二郎/東レ(株)
繊維断面の精密制御による高機能テキスタイルの開発
第28回技術進歩賞
市橋 泰宜
境野 裕健
東レ(株) 高耐久性有機蛍光体の研究・開発と広色域液晶ディスプレイ用波長変換シートへの展開
第47回化学教育賞
中田 宗隆 農工大名誉 わかりやすい教科書の執筆と国際単位系(SI)の普及
中村 聡 東工大名誉 学会・大学・高専における化学教育への挑戦
第40回化学教育有功賞
植田 和利 広島市立基町高 太陽炉を用いた教材開発と実践および地域の化学教育活動への貢献
近藤 浩文 北海道札幌啓成高 実験教材の開発と科学教育振興への貢献
高岸 憲二 高知県立高知追手前高 高知県における化学教育活動の推進と活性化
西牧 岳哉 長野県松本深志高 実験教材・方法およびソフトウエア等の開発と化学教育に対する貢献
第41回化学技術有功賞
工藤 友美 東北大多元研 物質科学に資する科学計測実験器具の設計・製作と高度ガラス加工技術
第18回功労賞
植村 榮 京大名誉 我が国の化学遺産認定事業に対する貢献
第2回長倉三郎賞
阿部 竜 京大院工 表面修飾およびバンド制御に基づく可視光水分解用非酸化物系光触媒の創製