2026年9月4日
日本化学会産学交流委員会人材交流小委員会主催の企業現場見学会が9月3日、(株)クラレ つくば研究センター(茨城県つくば市)にて開催された。
企業現場見学会は、日本を支える重要な産業である化学産業の現場である工場や研究所を見学してもらい、さらには現場で企業の方から話を聞くことにより、化学分野の研究者、技術者を志す学生の方々の将来の指針を考える一助として欲しいという思いから企画されたもの。今年度は5社にご協力頂き、全6回開催している。
当日は、遠方からの参加者、学士課程3年~博士課程2年という幅広い世代の15名の参加者がつくば研究センターを訪問した。東日本を拠点とするつくば研究センターでは、ポリマー開発、成形・加工を中心とした研究開発を行うとともに事業部の開発部も在籍して開発を行っている。(株)クラレの会社紹介や特徴及びつくば研究センター設立の目的・ミッション、研究概要について説明を行い、世界No1製品に関する質問や研究職に関する質問があり、途切れることなく活発な質問がされた。研究センター見学では、分析・解析機器や成形・加工設備を中心に見学をしてもらうとともに、研究員の日常業務を見てもらうことで、つくば研究センターの研究環境を知るよい機会となった。最後に、4グループに分かれて実施した研究員との座談会においては、大学と企業の研究の違いや育成に関すること、専門性に関する質問があり、参加者にとって非常に有意義な座談会となった。
参加した学生からは、『大規模な設備から小スケール用の設備まで紹介して頂いたことで、企業の研究におけるスケールアップの重要性を具体性を持って実感できました。また、各装置の用途等を一つ一つ丁寧に説明していただき、入社後の業務についてイメージを深めることができました。』、『実際の工場見学や社員の方々との交流を通じて、会社の雰囲気や入社後の業務など、説明会では得られない情報について知ることができました。また、今後の自分のキャリアについて深く考えるきっかけになりました。』といったコメントが寄せられた。
当日のプログラムはこちら
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