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【開催報告】第42回教師のための化学教育講座(青森県)

2019年8月30日

 8月2日(金)3日(土)弘前大学50周年記念会館 2階岩木ホール・教育学部 3階共通実験室にて「第42回教師のための化学教育講座」が開催された。(主催:日本化学会東北支部化学教育協議会)この講座は、主に中学校や高等学校で化学(粒子分野)を教えている現職の先生を対象に、化学に関する新たな知識と指導方法のスキルアップを通して、次世代の化学を担う人材の育成を目的として行っている事業である。毎年8月に、順に東北6県を開催地としており、今年度は青森地区が担当地区として2日間に渡って開催し、35名が参加した。

 はじめに共催の弘前大学教育学部の戸塚学学部長から開催の挨拶が行われた。初日は、2020年から順次完全実施される新学習指導要領に関して、今回の改訂のポイントと指導例を、野内頼一先生(国立教育政策研究所)、神孝幸先生(青森県立青森南高校)、後藤顕一先生(東洋大学)による講演からスタートした。午後は、ノーベル化学賞の受賞対象となった鈴木-宮浦カップリングと、新学習指導要領で実施が必須となるダニエル電池の実験を、それぞれ鈴木勝先生(青森県立三沢高校)、神孝幸先生(青森県立青森南高校)を講師として実習を行った。2日目は、島田透先生(弘前大学教育学部)、阿部敏之先生(弘前大学大学院理工学研究科)、橋本勝先生(弘前大学農学生命科学部)、笠井香代子 (宮城教育大学)から最新の化学に関するご講演をいただいて閉幕した。
2020年度は、宮城地区において行われる予定である。

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