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【お知らせ】本会会員クリスティーヌ・ラスカム氏・長谷川美貴氏がIUPAC役員に選出されました

2025年7月17日

 2025年7月16日の国際純正・応用化学連合(IUPAC)総会 (マレーシア・クアラルンプール)にてIUPAC役員の選挙が行われ、クリスティーヌ・ラスカム氏(沖縄科技大教授)が2026-2027年の副会長(Vice President)、および2028-2029年の会長(President)に選出されました。また,長谷川美貴氏(青山学院大教授)が2026-2027年の執行理事(Executive Board)に選出されました。ここにお祝い申し上げます。

 IUPACは1919年に創立され、現在では53の国や地域を代表する化学関連組織によって構成される、いわば「化学の国連」ともいえる国際機関です。元素や化合物に関する国際標準の決定をはじめ、学術国際交流、人材育成、そして国際的な格差の是正など、幅広い活動を展開しております。本会会員がIUPACの会長を務めるのは、1981-83年の長倉三郎氏、2012-2013年の巽和行氏以来3人目となります。

 おりしも、2028年に日本化学会は創立150周年を迎えます。この素晴らしい節目の年に、日本、そして世界に向けて化学が豊かな未来社会を約束できることを示したいと思います。今回選出されました2名の先生方には化学における世界のリーダーのひとりとして、国の内外の各機関の連携を更に強化され、化学の発展と社会への普及を推進されるよう期待しております。


日本化学会 会長 丸岡啓二