2021年1月8日
公益社団法人日本化学会(小林 喜光会長)は2020年度の吉野彰研究助成対象者を伊福 健太郎(いふく けんたろう)氏に決定しました。
2020年度の募集テーマは「ゲノム育種、ゲノム編集等のバイオ新技術を駆使した高効率光合成生物の探索」で、選考は「吉野彰研究助成選考小委員会」による厳正な審査と「吉野彰研究助成委員会」での審議、理事会においての承認を経て進められたものです。
助成対象者の詳細は以下の通りです。
【2020年度吉野彰研究助成対象者】
■氏 名 :伊福 健太郎(いふく けんたろう)氏
■所 属 :京都大学 大学院生命科学研究科 統合生命科学専攻
全能性統御 機構学分野・准教授
■研 究 題 目 :実用藻類ツノケイソウのゲノム情報とゲノム編集を用いた光合成の効率化
■助 成 金 額 :200万円
■研究実施期間:助成金交付日から2年間
※吉野彰研究助成とは
リチウムイオン電池開発における革新的な功績により2013年度に The Global Energy Prize (2002年にロシアで創設されたエネルギー分野のノーベル賞と云われる最も権威ある賞)を受賞された吉野 彰 氏(旭化成株式会社、日本化学会フェロー)が、その報奨金をエネルギー、環境、資源分野の研究活動の活性化のために有効に使いたいとの思いから公益社団法人日本化学会に寄附され、その基金を基に「吉野彰研究助成事業」が創設されました。
☆関連リンク☆
2020年度の助成対象研究テーマ
「ゲノム育種、ゲノム編集等のバイオ新技術を駆使した高効率光合成生物の探索」