2025年4月7日
産学交流委員会主催のイベント「R&D懇話会」を、1月14日(火)にオンラインで開催した。
最初に、大阪大学の鳶巣守教授より、一段階で原子の置換を可能とする化学構造リプログラミング手法(SReP)についてご講演いただいた。具体的には、従来のクロスカップリングの代替となる方法として、Unimolecular Fragment Coupling(UFC)やSingle Carbon Atom Doping(SCAD)ついてのお話を伺った。続いて、東京大学の山口和也教授より、通常はボトムアップにより合成される巨大分子を例にして無機物質におけるSRePについてご講演いただいた。最後に、北海道大学の小野田晃教授より、独自開発の手法による生体機能分子のSRePについてご講演いただいた。
参加者には企業の研究者の他に大学の教員などが多く見られ、昼間に講演を聴講できない参加者が講演後に動画を視聴する例が複数あり、今回は特に見逃し配信が有効的に活用された。なお、企画立案や当日の司会進行等については、東京大学の山口和也委員と早稲田大学の下嶋敦委員が主に担当した。
当日のプログラムはこちらから
https://www.chemistry.or.jp/event/calendar/2024/10/rd240.html
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事務局 田口