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【開催報告】企業現場見学会2019:三菱ケミカル株式会社

2019年9月30日

日本化学会産学交流委員会人材交流小委員会主催の企業現場見学会が9月26日、三菱ケミカル(株)Science&Innovation Center(神奈川県横浜市、以下「SIC」)にて開催された。

企業現場見学会は、日本を支える重要な産業である化学産業の現場である工場や研究所を見学してもらい、さらには現場で企業の方から話を聞くことにより、化学分野の研究者、技術者を志す学生の方々の将来の指針を考える一助として欲しいという思いから企画されたもの。今年度は5社にご協力頂いている。

SICでの現場見学会は、未来のKAITEKIを生み出すため、革新的なものづくりを行う三菱ケミカルの研究活動や研究所見学そして研究者との対話を通じて、直近のニーズに応える開発から将来技術開発など、様々に取り組まれる研究の面白さを感じてもらうことを目的として実施された。

初秋晴天の中、17名の参加者は、会社制度・特徴的な研究の紹介やショールームの見学から、総合化学メーカーとして広く展開される研究活動や保有技術の理解を深め、さらに現在研究中のテーマの実験の様子を間近で見学では、企業の研究開発の現場に触れた。その後行われた若手研究者との懇親会では、様々な専門分野をもつ若手研究者だけではなく研究職から別のキャリアを歩んだ社員たちとも自由に意見交換し、大学と企業との研究活動の違いや働きやすさなどの多くの質問や意見から、企業での研究について興味を深めた。

参加した学生からは「研究所内の見学や社員の方々との座談会で今後の就活の参考になっただけでなく、今回の見学説明会に参加した方々とのコミニュケーションも取ることができ、参加して良かったと感じている。」や「企業の紹介や、研究室の様子の視察、また社員の方とお話しする機会を設けて頂き大変有意義な時間であった。」、「三菱ケミカルの特色を知ることができた。」といったコメントが寄せられた。

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