日本化学会

閉じる

トップ>新着情報 >お知らせ >【開催報告】化学安全スクーリング2022

【開催報告】化学安全スクーリング2022

2022年8月12日

日本化学会 環境・安全推進委員会主催の「化学安全スクーリング2022 ―化学実験室における安全管理指導者の養成―」が8月8日、9日の二日間、ハイブリッド形式(Zoomミーティング、化学会館)で開催された。

化学安全スクーリングは、化学実験をおこなう大学、研究所等の安全管理担当者、指導者および研究者・学生ならびに技術職員、化学企業の研究所、プラント、生産現場で安全管理に関わるすべての方を対象として化学実験に関わる安全と衛生に関して総合的に学ぶ短期集中の講習会で、2000年初頭より続いている。

約40名の受講者は、安全・衛生管理の基本から、事故事例やヒヤリハット、そこから導き出される教訓と、改善や安全教育のあり方、化学物質の潜在危険と取扱方法、救急対処法などに加えて、今年度のトピックス:プロセスリスクと化学物質管理についての講義を熱心に聴講した。

受講者のアンケートからは「化学物質の危険性の説明など、具体例が多かったので、理解しやすかった。(20代・企業・研究職)」、「現場の指導に役立てたいです。仕事で製造現場、工事現場、研究開発の現場等様々な現場に行き、指導する立場にありますので、ここで得た危険な反応の事例や事故事例は説得力ある材料になります。(30代・企業・安全管理担当職)」、「化学物質管理体制や廃棄物処理の運用に役立てたい(40代・企業・研究職)」、といったコメントが寄せられた。

2022080809-pickup2.png2022080809-pickup1.png2022080809-pickup3.jpg